「パチンコ業界に対する社会的な評価」を一番気にしていた
K.Yさん 男性 39歳
営業担当 340万(東海 通信機器の修理・販売 ) | 副店長 560万(関西 10店舗未満の小規模法人) |
[転職経緯]
パチンコ業界で約10年、その間に2社経験をさせてもらったが、当時勤めていた会社の状況と縮小していく業界に対する将来への不安から他業種へ転職。しかしながら、パチンコ店運営とはまた異なるハードな業務内容で、これまでの経験がまったく生かせないというのが現実だった。約1年勤めたが業績を軌道にのせることはできず、家庭があるので給与を1日でも早くもとのベースに戻すことを優先。これまで身に着けたスキルを生かすことができるパチンコ業界への復帰を決意した。
[転職活動]
パチンコ店の運営、営業管理を店長以上の立場で経験していたということもあり、正直、自分に自信があった。他業種へ転職する際、「大概のことはできるだろう」という感覚だったので、とりあえず給与の高い求人にかたっぱしから応募。人手不足ということもあってか受けた面接の半分は内定だった。だが、転職の結果は燦燦たるもので自分の認識の甘さを痛感。同じ過ちを繰り返さないためにもパチンコ業界転職のプロに相談したわけだが、経験整理、自分の考え、市場認識に対するフィードバックは非常に耳の痛い内容だった。しかし、同時に気づかされたことは多く、ポジティブな精神状態で業界復帰を目指せたことが、今の自分につながっているのだと思う。
[転職その後]
副店長で中途入社してから3年、現在はブロック長として複数の店舗を統括する立場を任せていただいてる。当時、転職アドバイザーに結構わがままを言ったと思うが、その都度「何が大事か」ということを振り返してもらいながら様々プランを提案してくれた。最終的には現職のM社を選択。地場ではかなり強い企業ということで会社の将来性や発展性、経営ビジョンが明確だったことが大変魅力だったが、自分を必要としてくれたことが何よりも嬉しかった。その感謝の気持ちを忘れず、今も前向きにパチンコ業界の仕事と向き合っている。
[メッセージ]
他業種に転職した当時、業界に対してネガティブな印象しか持てなくなっていた。相談して耳の痛いことは多々あったが、何より「パチンコ業界に対する社会的な評価」を実は深層で一番気にしていたということにショックを受けた。そして、気づかされたことは世の中に多種多様の業種、職種があるが、大切なことは「その仕事の先に何を見出すか、どう生きたいか」ということだった。そして自分は「パチンコ業界」というより「M社」を生きていくステージに決めた。
パチンコ業界はまだまだ試練が待ち受けているのは事実で、不安に思う人もいるはず。だけど、その不安は一人では恐らく解消できないと思う。どうしようもなく悩んだら、相談してみるのも良いかと。解決の糸口が見つかるかもしれない。