気になる店長の年収、その裏側を覗いてみよう
パチンコ店の給与・年収 2016/7/11
いつも当たり前のようにもらっている給料ですが、その給料について深く考えてみたことはありますか? パチンコ業界に限ったことではありませんが、自分の年収がどのようにして決まっているのかを実際に考えたことがある人は少ないのではないでしょうか。 今回は店長の年収の仕組みについてご紹介します。
1.基本的な年収の仕組み
多くのパチンコホール運営企業では、基本給と役職手当ての2つを組み合わせることで年収が決まる仕組みを取り入れています。
役職が上がるにつれて役職手当ての額も増え、場合によっては基本給も同時に上がっていく企業もあるようです。 また、大手企業だと以前から等級・号俸制を導入して明確な評価体制で基本給を設定しているケースも見られます。
「級」と「俸」の組み合わせによって給料が決まっており、「級」や「俸」が上がると、どのくらいの給料になるのかがハッキリしているのが特徴です。 しかし最近では、大手企業だけではなく中小企業でも等級・号俸制を導入しているところがあります。
等級・号俸制では年齢や経験に応じて等級や俸給が決定されるため、たとえ同じ店長職に就いていても年収に開きが出てくる場合もあるのが大きな特徴だと言えるでしょう。
2.成果給について
店長になると等級や俸給だけではなく、成果型報酬として給料が支払われる場合もあります。そうした「成果給」とは店舗の稼働や粗利を踏まえ、グループ内の従業員において相対評価でランク付けされ、その評価を元に支払われる報酬のことを言います。
この成果給は頑張れば頑張った分だけ手にする額が大きくなり、評価の対象となるグループ内全店舗の業績や各店舗の成績などに応じて給料が変わってきます。グループ全体や店舗の売り上げに関しては自分一人だけの力で変えることは難しいと言わざるを得ませんが、努力次第ではグループ内における自身の相対評価を高めることはできるでしょう。
また、店長という職に就いている以上、まずは自店舗の売上げや利益を最大化に向けて注力し、日々の業務にあたることが何よりの使命です。それを成し遂げることで自身の評価が上がり、結果的に成果給においては年収アップにもつながるのだと言えます。
3.店長の年収と企業規模の関係
店長の年収と一言で言っても、企業規模や本人のキャリア次第で大きく異なります。当たり前ですが、店長の置かれている状況に応じて給料は変動するのです。
どのような企業で、どんな業務を担当しているのか、といった部分が年収に深くかかわってきます。実際、2012年度のパチンコホール店長の平均年収はパチンコホールや運営企業の規模が大きいほど年収も高いという結果が出ています。
しかし、そうは言っても前述したように店舗の営業成績が年収に影響を及ぼすことを忘れてはいけません。店舗の成績が良ければ、店長の年収も比例して上がっていくのが通例です。これまで目にしてきた多くの店長を思い起こしてみても、備わっているスキルが高く、担当業務の領域が広い人ほど店舗運営の面でもしっかり結果を残し、自ずと年収が高い傾向がありました。
また、優れた店長は転職などによって大きな企業にステップアップすることでさらに能力を開花させ、会社の業績アップに大きく貢献することで給料が右肩上がりになる可能性を秘めているのです。
4.まとめ
店長ともなれば、主任以下の時とは比べものにならないほど大変な業務や責任、プレッシャーを背負うことになります。その分だけ手にする給料も増え、そこからさらに多くを手にできるかどうかは本人の頑張り次第だと言ってもいいでしょう。
パチンコ業界は未経験者であっても、他業界よりも恵まれた給料をもらえる可能性が高く、またアルバイトの平均時給も高水準にあり、同世代の人と比べて多くの収入を得られる業界だと言えます。さらに正社員であれば役職が上がるにつれて手当てもどんどん増えるのですから、本人のやる気や頑張りが収入面にしっかり反映される業界の最たるものだと言っても過言ではありません。
ですから異業種からパチンコ業界への転職を目指す場合も、パチンコ業界内でキャリアアップやステップアップを目指す場合も、自身が手にする給料の仕組みを把握し、モチベーションのアップにつなげていってはいかがでしょうか。