パチンコ業界の転職に、年齢やブランクは関係ない
転職雑記 2017/5/11
私は、これまで数多くのパチンコ業界の転職をお手伝いしてきました。その中で一番印象に残っているのは、転職アドバイザーとして働き始めて、初めて担当した方が内定をもらった時の出来事です。この方……Aさんとの出会いでは、転職アドバイザーとしてやっていく上で非常に大切なことを学びました。
1. パチンコ業界で再び輝きたい
Aさんは、大手パチンコホール出身の方で、弊社の転職支援サイトのパチンコキャリア転職にご登録いただいた時の年齢は40歳、パチンコ業界には8年のブランクがありました。
初めてAさんと電話でお話をした時、「再びパチンコ業界で働きたい」という気持ちがとても強く伝わってきました。質問や相談を通して、「パチンコ業界に戻って、一から頑張りたい」という気持ちが、痛いほど伝わってきたのです。この時、私の中で「この人を幸せにしたい」という熱い気持ちが湧いてきました。
2.日々の会話が生んだ信頼
ブランク8年。年齢40歳。Aさんは、パチンコ業界への転職は不可能に近いと考えているようでした。しかし、そんな中でやはり諦め切れない思いもあったので、弊社の転職サイトに登録されたのです。最初は自分の不安や悩みなど、自分の踏み込んだところについてはなかなか話してくれず、私たちの間には厚い壁があったのを覚えています。
しかし、詳しい話を聞かなくては、希望に添った企業を紹介することは難しくなってしまいます。何度か顔を合わせて少しずつ話を聞いているうちに、昔の話についてぽつりぽつりと話してくれるようになりました。できなかったことや後悔していることについて……様々な話をしてくれるようになったのです。その話の中には、本当にパチンコ業界が好きだったが、若気の至りで勢いだけで退職を決め、その後は後悔の毎日を送っていたことなど、一歩踏み込んだ内容の話もありました。
そこから、希望の転職先などの話をし、だんだんと未来について一緒に考えるようになっていったのです。
3.面接、そして・・・
私たちの呼吸は揃い始めていましたが、実際の転職活動となるとやはり難関は多く、なかなか面接まで進むことができませんでした。
そして、やっと見つかった面接をしていただける企業の所在地は、広島県。希望勤務地とは大きく離れていました。そこで私は、「なぜこの企業を紹介するのか」をAさんに何度も説明しました。また、パチンコホールを退職してずっと感じていた後悔を、これからの行動力に変えて、新しいパチンコホールで活躍して欲しいという思いもしっかりと伝えました。
当初、Aさんの希望とはマッチしない企業でしたが、最終的には面接を受けることに決まりました。そして、面接当日。「絶対大丈夫です。今回は後悔しないように全力でいってきてください」と伝えました。これからの新しい人生への一歩となるようにエールを送りたかったというのが一番の理由です。そして結果は、無事「内定」。
Aさんも、面接官と話をしていく中で、そこで自分が働くビジョンが見え始めたようです。勤務地こそ希望とかけ離れてはいるが、条件はそれほど悪くないと仰ってくれました。内定を受け取った時は、非常に喜んでいました。
4.一緒に人生を考える
この出会いで転職アドバイザーとして学んだことは、「重要なのは、一緒に人生を考えること」です。
人生の大きな転機である、転職。そして、大部分の時間を占める仕事ということ。これらをきちんと理解し、一緒に人生について考えなくてはいけないと感じたのでした。本気で一緒にその人の人生、転職を考えるからこそ、その方のお手伝いができるのです。
Aさんの転職は、今の私の土台になっており、パチンコ業界での転職支援をしていく上で大きな影響を受けています。とても感謝しており、印象深い出来事です。
5.まとめ
我々、パチンコキャリア転職のアドバイザーは、転職者の気持ちに寄り添った転職先の紹介を行っています。年齢的に、キャリア的に、ブランク的に……いろいろな要因でパチンコ業界での転職をためらってしまう方もいるかもしれませんが、少しでも業界で転職したいと考えるならば、一度だけでもお話をお伺いできればと思います。