会社が変わると実際どうなる?パチンコホール主任の業務内容
転職雑記 2017/7/11
「転職して、新しいパチンコホール企業にいっても、何も変わりません。違うパチンコホール企業で働いたとしても、同じことをするだけです」
これは、ある転職希望の主任とお会いしたときに聞いた言葉です。この主任は、たとえどのパチンコホール企業にいっても、「業務内容は変わらない」と思っているようでした。これまで、何度か転職をしてきた中で、そのように思う出来事があったのでしょう。なので、求人企業を選ぶときに業務内容はほとんど重視せず、給与や福利厚生など別の面を重視してきたのでした。
これまで私は、パチンコ業界で数多くの転職希望者のお手伝いをしてきましたが、この言葉を聞いたのは、これが初めてではありません。何人もの転職希望者が話していました。みなさんは、この言葉を聞き、どのように感じるでしょうか。その通りだと思う人もいれば、「本当そうだろうか?」と疑念を覚える人もいるでしょう。
1.パチンコホール企業が変われば、仕事内容も変わる
私の経験から言うと、パチンコホール企業が変われば、自ずと仕事内容も変わってくることがほとんどです。
確かに、パチンコホールの業務内容は、どのパチンコホール企業にいっても、大枠は変わりません。パチンコホールでの接客、スタッフのマネジメント、パチンコホール内の設備管理……このように業務内容として羅列してみると、同じようなことばかりでしょう。しかし、実際に日々行う業務は、パチンコホールが変われば、まったく違うものになってきます。
たとえば、パチンコホールに入店されたお客様への挨拶の仕方です。パチンコホールA店では、入り口の近くにいて、お客様の来店に気付いた従業員がそのときにやっている作業をしたまま挨拶をします。一方で、パチンコホールB店では、入り口の近くにいて、お客様の来店に気付いた従業員がそのときにやっている作業の手を止めて、お客様の目を見て、笑顔で挨拶をします。
A店、B店ともに、「来店されたお客様に挨拶をする」という作業としては同じです。しかし、実際に行っている内容は、まったく異なっていることが分かるかと思います。
2.転職して成功をつかむために
パチンコホール企業によって、経営方針や行動指針、お客様に対する考え方などが異なります。そのため、ひとつひとつの業務内容も細かく見ていくと、違うものになってくるのです。
私が転職のお手伝いをして、新しいパチンコホール企業に主任として入社されたある転職希望者は、転職後、しばらく経ってから、「以前いたパチンコホール企業と、今のパチンコホール企業、作業としては同じことをやっていますが、実際の仕事内容は全然違います。お客様との距離感を大切にしていた求人企業だけあって、気を付けるべきことは、これまでよりもはるかに多いです。ですが、今の方がやりがいを強く感じています。主任という役職は同じですが、新しく覚えることや学ぶことがあって、とても充実していますね」と、話されていました。
このことに気付かないと、「どこのパチンコホール企業にいっても同じだ」と思ってしまい、たとえ転職をして別のパチンコホール企業にいっても、「前と同じことをしていればいい」と思ってしまうのでしょう。しかし、それでは、本当の意味で転職が成功したとはいえません。
求人企業によって、会社の方針は異なり、経営や営業に関する考え方も変わります。そのようにして、現場の環境が変われば、一緒に働く仲間も変わるでしょう。そして、仲間が変われば、発想も変わります。つまり、業務内容は一緒でも仕事への取り組み方はパチンコホール企業が変われば、変化するものなのです。それを理解した上で、今の環境よりも自分が満足して働ける求人企業を探すようにしましょう。
捉え方の違いのようですが、ここに転職を成功させる鍵があります。何度か転職を繰り返している転職希望者は特に、「どうせどこにいっても同じ。それならできるだけ待遇のいいところへいきたい」と考えるのをやめにして、一度、考え方を変えてみてはいかがでしょうか。
3.まとめ
「どこのパチンコホール企業で働いても、業務内容は同じ」と考えている人はいませんか?しかし、パチンコホール企業が変わって、「まったく同じ」ということはあり得ません。企業が変われば人が変わります。人が変われば、自然と現場の動き方も変わってくるものです。
それを理解して、求人企業を探すようにすると、より満足のいく転職ができるでしょう。