転職は自身のスキルを知るチャンス
パチンコ店の仕事・スキル 2018/10/30
パチンコ店の店長業務は、膨大な業務量と重い責任を抱えた大変な仕事です。
店長としてパチンコ店を任されるためには、営業戦略を立案し店舗運営を行っていく能力、店舗をマネジメントする能力、収支バランスや投資などを判断する能力、パチンコ営業における専門スキルの取得、スタッフを束ね導いていく能力と多岐に渡ります。さらに組織対応やオーナー対応など自己のマネジメントもしなければならなときもあります。
しかし、いずれの業務も一朝一夕でスキルが身に付くようなものではありません。実のところ、こうした仕事において、どのような環境でも力を発揮できるスキルを身に付けた店長は、どれくらい存在するのでしょうか?
1.同じ環境で仕事を続けることの弊害を知る
人は、同じ環境に長くいると、自分の力以上の実力があると勘違いしてしまう場合があります。店長であれば、毎月の予算を達成し会社の業績に貢献することが最大の業務になります。
そうした仕事の中で、同じ環境に長くいれば、仕事内容やパチンコ業界の知識が身に付き、ある程度仕事について語れるようになります。また、時間の経過とともに自分よりも経験の浅い人間が増えると相対的に自分の地位が高くなり、レベルアップしているような錯覚に陥りやすくなります。
もちろん成長している部分はあるのですが、社内に比べる相手や目標が無いと確かめようがないのです。客観視できる環境が無いということです。そのため仕事の成長や業務レベルが停滞している状況の時でも、同じ環境にいるので自分ではそのことには気づくことが難しくなります。
2.転職して初めて自分自身を知る
このような人が、自分自身のスキルのレベルについて一番気付かされるのは、他のパチンコ店へ転職したときとなります。
転職をすれば、前パチンコ企業の実績や周りとの信頼関係はほぼリセットされ、これまで大きな力となってくれた後方からの支援も無くなり、関係の深かった業者や常連客もいない職場となります。
このような状態で頼れるものは自分自身だけの力となり、結果を出すためには自分の全てを出さなくてはならなくなります。しかし多くの場合、すぐに実力を発揮することは難しいでしょう。ここで初めて、今まで店長として取り組んできた業務が一人の力ではなかったことを知り、自分自身の無力さを痛感する、ということが起こるのです。
3.個人の限界を改めて知る
確かにパチンコ店舗の実績は店長の采配に大きく左右され、結果について評価されるのは店長となります。しかし、店舗運営は決して1人では行えず、店長の考えを理解し納得して働いてくれる部下たちがいることや、様々な情報提供やサポートをしてくれる支援部隊がいてこそ店長業務が行えることを実感するでしょう。
当たり前のことなのですが、いかに経験を積もうとも個人の力で行えることには限界があるのです。そしてそのことに、環境が変わらない状態では知ることが出来なかっただけなのです。
頭の中では気付いていいるつもりでも、実際に転職して一人になっていみないと分からないということは、意外と多くあるのかもしれません。
4.新し環境で再認識する
新しい『気付き』を得ることは大切なことです。それだけでも転職した意味はあったとさえ言えます。自分の能力を過信せず、新し環境の中でもう一度仲間や組織の大切さ再確認することができれば大丈夫です。直ぐに結果はついてくるでしょう。
転職はただ単に環境や条件を変えるだけでなく、自分の成長を知る機会でもあるのです。