内定後も、スムーズな転職のためにすべきこと
パチンコ転職ポイント 2018/12/27
パチンコ業界の転職支援サイトには、毎月数多くの人から転職相談があります。転職する理由は人により様々見られ、その理由を解消できる求人企業を探すことが転職活動となります。
その中で、在職しながら転職活動を進める際に、働いているパチンコ企業を「退職できない」「転職させてもらえない」などの理由から、内定をもらった求人企業へ入社できないという事が起きる可能性もあります。
今回は、同業他社への転職のコツ、そして「円満退社」を実現するためのポイントについてリポートいたします。
1.会社規定により転職が進まない事例
日本国民は、憲法22条の経済的自由権のひとつとして、「職業選択の自由」を保障されています。職業選択の自由は、基本的には同業他社への転職でもその自由を制限されることはありません。
しかし、注意しなければならないケースがあります。それは、退職後の「競業避止義務」がある場合です。これは、在籍企業の技術やノウハウが社外に流出することを防ぐため、退職後の競合他社への転職や同業種での起業などを制限する社内規定です。
入社時の誓約書などに記載されている場合があります。規定に違反すると懲戒処分や損害賠償請求などの対象になる可能性がありますので、これを結んでいる場合は、制限対象の期間が明けるのを待ってから転職することをおすすめします。
パチンコ業界ではどうかというと、店長職者であれば、会社の財務面や店舗の営業数値を把握している人も多く、やはり当然競合の求人企業には知られたくない情報となります。
しかしホール業務中心で営業面に深く関わっていない転職希望者であれば、そのようなケースはあまり見られなくなります。そのようなこともあり、同一業界内での求人企業への転職に関しては、明確なルールがある訳ではありません。
2.人員不足により転職が進まない事例
さて、いざ転職となった場合、障害となる例として一番多いのが、店舗に欠員が発生し、人員補強が完了するまで勤務しなくてはならない、という事例です。
法律上、最低2週間前には申告しなくてはならない、というものがありますが、業務の引き継ぎや、今まで育ててもらった感謝やお世話になったことを加味し、ここは日程にゆとりを持って行動した方が良さそうです。くれぐれも自分自身の判断で決められるものではないことを認識すると共に、求人企業には活動の段階で話をしておくことをお勧めします。
3.円満退職の4つのポイント
①必ず最初に直属の上司に伝える
上司より先に、他の同僚等に話してしまうと、社内に噂が流れてしまいます。当然、上司の心象も良くありません。また、法律では2週間前に退職を申し出れば辞められると定められていますが、円満退職を目指すのであれば、退職の1か月半前までには切り出しましょう。
②退職理由は「個人的な理由」に
基本は「一身上の都合」で問題ないのですが、それだと会社はなぜ辞めるのかを当然聞いてくるでしょう。ですので、円満な退職を目指すのであれば、理由は「個人的」でかつ「前向きな理由」にしましょう。
③会社の指示通り退職交渉を行う
指示通りに動き、真摯な対応を心がけましょう。退職交渉は円満に辞めることができるかの重要なステップです。
④仕事の引継ぎもしっかりと
しっかりと引き継ぎをして、誰でも引き継げる状況を作っておきましょう。
退職には、上司や同僚からの反発もあるかもしれませんが、きちんと準備をしておく事で緩和できます。
4.「円満退職」がベスト
何よりも大事なことは、パチンコ業界は転職希望者が考えるより狭い業界であり、いずれどこかで必ず前職の企業関係者に再会するものです。
その際、円満に退職していることは、その後の関係を良好に進める秘訣になりますし、より転職先で力を発揮できることにも繋がります。
同一業界であっても無くても他社の人脈は非常に大切です。そうした人脈を活かすことで、転職先でより活躍することにつながる可能性もあります。やはりしっかと準備をして「円満退社」こそがベストな選択と言えるのです。
会社が違ってもパチンコ業界を盛り上げていく関係性や、パチンコ参加人口を増やしていくという志が変わる訳ではありません。
どんな所で人との縁が功を奏するかわかりませんので、退職をする際はとにかく円満に話を進めることを提案致します。