開店BGMについて考えてみた
パチンコのユルイ雑学 2020/1/16
パチンコ店が営業を開始する時に流すオープニングの曲と言えば、皆さんはどんな曲を思い浮かべますか?昭和時代のパチンコ店のオープニングは、ほぼ「軍艦マーチ」一択だったはずです。
今でもかかる時がありますが、リミックスされたちょっとスマートな軍艦マーチだったりしますよね。
そして平成目前の1987年以降は、フジテレビの番組「F-1グランプリ」のテーマ曲「TRUTH」(T-SQUARE)がかかるようになります。「F1でかかる曲」と言えば、誰もが知っているBGMではないでしょうか。
「TRUTH」以外にも、現場責任者の好みで様々な曲がかかるようになったのもこの頃からです。
特に2000年以降はメジャー版権や話題機の新台大量導入時には該当するBGMが流れるなど、営業施策の変化とともに開店時の選曲も多様化していきましたが、どんな曲がかかっていたのか記憶を遡ってみました!!
ロッキーのテーマ
アメリカの俳優、シルヴェスター・スタローンの出世作、映画「ロッキー」(1976年)の主題曲です。盛り上がる曲の定番中の定番ですね。
FINAL COUNTDAWN
スウェーデンのハードロックバンド「ヨーロッパ」の代表曲です。1986年の曲で、イントロがとても印象的なメロディで有名です。テレビの演出でもよく採用される曲です。
DANGER ZONE
これもハリウッドの大ヒット映画「TOP GUN」の曲です。歌っているのはアメリカのミュージシャン、ケニー・ロギンス。主演は若きトム・クルーズ。これも1986年の曲です。映画のサントラからはこの曲以外にもヒット曲が沢山生まれました。
愛をとりもどせ!!
言わずと知れたアニメ「北斗の拳」(1984年)の主題歌で、歌っているのはバンド、クリスタルキングです。超人気マンガであり、歴史的大ヒットの4号機「北斗の拳」(2003年 4号機)から曲も人気になりました。
炎のファイター 〜INOKI BOM-BA-YE〜
「イノキボンバイエ」(アフリカのコンゴ周辺の言葉、リンガラ語「Boma ye」で「やっちまえ」という意味)のフレーズでお馴染み、燃える闘魂・アントニオ猪木の入場曲です。これもよくかかります。プロレスラーというより議員として有名かもしれませんね。プロレスラーの入場曲はオープニング曲としても人気があり、この他にも…
爆勝宣言
今は亡き人気プロレスラー橋本真也の入場曲です。ちょっと哀愁を帯びたメロディーラインが印象的な一曲。さらに長州力の入場曲「パワーフォール」も人気です。
そこにあるかもしれない…
初代「吉宗」(2003年 4号機)のBIG中(姫BIG)のBGMでしたが大ヒットを記録。歌声が「浜崎あゆみ」さんの声とそっくりで、そちらでも話題になりました。
とにかく洗練されたトランス系のこの曲はオープニングにピッタリです。
残酷な天使のテーゼ
2004年12月に登場して一世を風靡した名機「CR新世紀エヴァンゲリオン」の楽曲。TVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」(1995年)の主題歌で、パチンコ機の発売以降に大ブレイクしました。売れに売れましたね。
現在のパチンコファンでこれを知らない人は居ない!?
RHYTHM AND POLICE
織田裕二主演の刑事ドラマ「踊る大捜査線」(1997年)の主題曲です。これも良くかかりました。
WE WILL ROCK YOU
イギリスのロックグループ「クイーン」の代表曲です。既に発表から40年以上経っていますが、いまだに楽曲の採用率は高く、日本でも主に90年代からCMやTV演出、入場など様々なシーンで使れています。2018年には映画「ボヘミアン・ラプソディ」も公開され、ますます認知度が高くなっていますね。
彼こそが海賊(He’s a Pirate)
2003年に公開の海賊映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」の曲として有名ですね。ジョニー・デップ主演で大ヒットを記録し、この曲も人気になりました。
スターウォーズのテーマ
1977年公開のアメリカ映画「スター・ウォーズ」の主題歌で、誰もが知っている楽曲でしょう。シリーズ第一作ですが、現在は「旧三部作の第1章 エピソード4」と位置づけられています。
他にも、店舗オリジナルの楽曲も多くなりましたが、最近はNCS(NoCopyrightSounds著作権フリーの音楽をリリースするイギリスの音楽組織およびレコードレーベル)も人気になっており、ユーロビートやトランス系の曲も良くかかっています。
個人的には朝イチ並んで入場待ちしてる時(大量出玉獲得のプロセス妄想中)が最高に楽しく、入場して狙いの遊技台を確保し打ち始めた時が、期待と不安が入り混じった最高に興奮する瞬間。
メジャー版権や話題機の新台導入時なども含め、機種に該当するBGMが入場と同時に流れるといろいろ妄想したものです。
振り返ってみれば、お店選びをするうえで、さすがに「開店BGM」ということはありませんでしたが、店舗カラーやコンセプトを伝える手段として、心理効果を高めるツールとして、「戦術としてうまく使ってるパチンコ店」は今でもはっきり覚えています。
刷り込まれていたんですね・・・
たかが開店BGM、されど開店BGM。いやはや、あなどれません。