パチンコ店の売上推移【特定サービス産業動態統計/2021年7月】
パチンコ市場規模・動向 2021/10/14
2021年7月のパチンコ店の1店舗あたり平均売上高は18,669万円
表1.パチンコ店の平均売上【7月/10年データ】
※推移ポイント/2011年7月を「1」とした場合の増減値。
※経済産業省が月次調査する「特定サービス産業動態統計調査」を参照・算出・グラフ化。
※このデータは調査店舗(回答店舗は不明)の平均値です。あくまでも参考値として捉えてください。
表2.パチンコ店の1店舗あたり月間平均売上【年間推移/5年データ】
※経済産業省が月次調査する「特定サービス産業動態統計調査」を参照・算出・グラフ化。
※このデータは調査店舗(回答店舗は不明)の平均値です。あくまでも参考値として捉えてください。
表3.パチンコ店の1日あたり平均台売上【年間推移/5年データ】※経済産業省が月次調査する「特定サービス産業動態統計調査」を参照・算出・グラフ化。
※このデータは調査店舗(回答店舗は不明)の平均値です。あくまでも参考値として捉えてください。
2021年7月のパチンコ店の1店舗あたり平均売上高は18,669万円で、前月対比1.09と上昇していました。
7月は毎年のように前月を上回っていますが、コロナ感染症が拡大している2021年においても、その傾向に変わりはなかったといえそうです。
ただし、前年同月比では0.97となっており、繁忙期である夏季の数値は上昇しているように見えても、業界全体の売上が依然下落し続けていることを端的に表しているといえます。
1日あたり平均台売上の前年同月対比は0.95で、コロナ禍以前2019年との同月対比では月間平均売上0.78、1日あたり平均台売上0.76となっており、全体感として低調な状況に変わりはありません。
ちなみに、20年前の7月の平均台売上は22,907円、10年前の7月は21,396円、2019年7月は14,449円、2021年7月は10,942円です。
2002年~2012年の10年間では何とか踏みとどまっていましたが、その後の10年間ではほぼ半減して崩壊状態となっています。
問題はこの下落が下方安定し始めているということです。ここから復活するのか、あるいは2段底があるのか、まったく先は見えていません。