転職をするきっかけは何?
パチンコ転職ポイント 2024/7/9
転職を検討している人や転職活動をしている人の中には、「他の人はどんな理由で転職をしているのだろうか?」「こんなことで転職を考えて良いのだろうか?」など、他の人の転職理由を知りたいと思っている人は多いのではないでしょうか。
人によって転職を考えるきっかけは様々ですが、どういった傾向にあるのか確認したいと思います。
■転職理由、きっかけは?
転職したいと思うきっかけは人それぞれですが、転職理由を国の資料がから見てみましょう。
厚生労働省の「-令和4年雇用動向調査結果の概況-」の『転職入職者が前職を辞めた理由別割合』によると、個人的な理由の平均値では「労働条件」「人間関係」「収入」などが主な理由となっていました。
①労働時間、休日等の労働条件が悪かった
休みが取り辛い、残業が多いなど、ブラックな職場環境が理由で転職を考えるケースがトップの理由となっています。
令和時代になり、より働く環境を重視する人が増えていると言えるでしょう。
②職場の人間関係が好ましくなかった
特に「上司と合わない」「同僚と合わない」「パワハラ、セクハラ」等々、人間関係のもつれは時代に関係なくどこにでもあると言えます。
③給料等収入が少なかった
給与は生活に直結するため、転職を考えるきっかけとして昔からよく挙がる理由となっています。
ただし、これをネガティブに捉えるのではなく、キャリアアップの一つでもあることに注意したいところです。
④会社の将来が不安だった
会社の業績が悪化したり、中小企業で事業規模が小さかったりなど、自分の将来を長い目で見たときに不安を覚える人は少なくありません。
⑤仕事の内容に興味を持てなかった
携わる仕事に興味が持てない、希望しない部署に異動になったなど、現職にモチベーションが上がらない人もいるでしょう。
社内で状況が変わらなければ転職が選択肢となります。
⑥能力・個性・資格を生かせなかった
能力を生かせない職場はいわゆる“ミスマッチ”となり、仕事のモチベーションが下がってしまいます。
部署異動などで解決しないと転職理由となります。
⑦ライフステージの変化(結婚、出産・育児、介護・看護など)
自身を取り巻く生活環境の変化によって、これまでと同じような働き方が難しい、生活が成り立たなくなる、など、「今の勤め先では解決ができそうにない」ということから退職や転職を考えるケースは年齢が高くなるほど多くなる傾向です。
■年代別の転職理由
①20代の転職を決意したきっかけ
男性では、休日などの労働条件がトップとなっていますが、その他は20代前半では仕事の内容や会社の将来性への不安など、自身のキャリアプランを模索する姿が伺えます。
しかし、20代後半になると人間関係や給与、会社の将来といったリアルな状況が反映されるようになってきます。
女性もトップの理由は労働条件ですが、それ以外は人間関係や給与への不満、不安が20代全般の転職理由となっています。
②30代の転職を決意したきっかけ
男性は30代前半では労働条件と給与が2大理由となっています。
20代で得たスキルや経験を踏まえ、さらなるキャリアアップを目指す動きが見て取れます。
その一方、30代後半では会社の将来への不安が増えてます。
これはコロナ禍以降の産業構造の変化が反映されていると思われ、既存事業の変化や縮小、新規事業へ展開など、将来的キャリアへの不安が広がっていることが伺えます。
女性は20代とあまり変わらない結果で、労働条件や人間関係への不満が30代になっても解消されない状況が伺えます。
③40代の転職を決意したきっかけ
男性は、給与と人間関係とが2大理由となっています。
給与については、やはりコロナ禍以降の会社の変化が大きく影響していると考えられます。
業界を問わずマイナス要因が増えた結果ですが、コロナ禍が落ち着く今年や来年は、この数値が変わる可能性があります。
人間関係については、社歴が長くなると職場の人間関係も定着して変化することは難しくなりますから、これを解決するには転職が現実的となるでしょう。
女性は20代、30代と同様、転職理由に大きな変動がありませんが、唯一40代後半に給与条件の理由が増大しています。
これは、パート、アルバイトなど労働条件の変化が関係している可能性がありそうです。
年代別の転職のきっかけを見てきましたが、現在の自身の状況と照らし合わせて、「転職しよう」と考える人もいるかもしれません。
しかし、すぐに転職や退職の結論を出す前に、周囲の人に相談してみましょう。転職サービスに相談するのも一つの方法です。
まずは冷静に行動することをおすすめします。