入社退社の日付が分からない時の調べ方
転職雑記 2025/2/25
転職活動では、履歴書や職務経歴書の作成は重要なステップの一つです。
しかし、いざ書こうとすると「前職の入社日や退職日がわからない」と困ってしまうこともあるのではないでしょうか。
今回は、履歴書の作成で知っておきたい「入社日や退職日の調べ方」について、確認したいと思います。
入退社日を調べる方法
入社日や退職日の確認にはいくつかの方法があります。
どうしても思い出せない時や忘れてしまった場合は、これらの方法をぜひ試してください。
①給与明細を確認する
手元に前職の給与明細があれば、確認できる場合があります。
なぜなら、給与明細には入社日や退社日に関する情報が記載されていることがあるからです。
また、給与明細がなくとも、給料の振込履歴等から追いかける方法も有効です。
②源泉徴収票を確認する
前職の会社で発行された源泉徴収票を確認してみましょう。
源泉徴収票は、退職日以降に会社から渡されているはずです。
源泉徴収票にある「中途就・退職欄」には、入社日・退職日が記載されています。
もし源泉徴収票が手元に無い場合、前職の会社に問い合わせすることもできます。
会社は源泉徴収票を7年間保存する義務がありますので、在籍していた会社に再発行依頼することも可能です。
③マイナンバーカードで調べる
社会保険に加入した場合、入社・退職の際には雇用保険や厚生年金の取得・喪失の履歴が生じます。
一般的に、取得日には入社日、喪失日には退職日翌日の日付が記載されており、入社日・退職日が分かります。
④年金ネットで調べる
ねんきんネットで確認する方法もあります。
ねんきんネットにログインすることで厚生年金の加入状況がわかるため、加入履歴から入社日と退職日を知ることができます。
⑤ハローワークで確認する
お住まい最寄りのハローワークで確認する方法もあります。
身分証を持参の上、「雇用保険被保険者資格取得届出確認照会票」を提出することで、雇用保険の加入履歴が記載された書類を入手できます。
⑥同僚に聞いてみる
一緒に働いていた同僚に聞いてみる方法もあります。
同僚であれば何か一緒に思い出してくれるかもしれませんし、社内の伝手で問題が解決するかもしれません。
⑦スマートフォンの履歴を確認してみる
スマートフォンのさまざまな履歴から、当時の情報を探してみる方法もあります。
メッセージのやりとりや、画像・動画・SNSから入社日や退職日に関する情報を思い出せるかもしれません。
意外なところにヒントが隠れていることがあります。
日付以外の書き方
履歴書や職務経歴書に、入退社の日付を記載することは基本ですが、在職中や有給消化中など、期日が分からない場合も少なくありません。
こうした場合はどのように記載すれば良いのでしょうか。
①在職中の場合
会社を退職せずに転職活動をしている場合は、職歴の最後に「現在に至る」と記入しましょう。
「現在に至る」と書くことで、応募先企業に現在も勤務中であることが伝わります。
②有給消化中の場合
有給休暇の消化中に応募する場合でも、退職日までは「在職中」になります。
職歴欄には「現在に至る」と記入しましょう。
③退職予定日が決まっている場合
すでに退職予定日が決まっている場合、職歴欄に退職予定日を記入しておくことをおすすめします。
応募企業にとっても「いつから就業が可能な人材なのか」が把握できると採用計画を立てやすくなります。
応募企業の計画に沿って働き始めることができる場合は、選考にプラスに働く場合もあります。
④アルバイト・パートで在職中の場合
アルバイトやパートとして在職中の場合は「入社(アルバイト)」「入社(パート)」と書き、一行下に「現在に至る」と書くと良いでしょう。