企業理念を信じて掴み取った成功
PROFILE
吉安 一晃さん
ガーデングループ
ガーデン逗子銀座通り店店長
埼玉県や東京都を中心にホール20店舗を経営するガーデングループ。21店舗目で神奈川県初進出となる「ガーデン逗子銀座通り店」の店長に吉安一晃さんを起用した。同氏は2009年9月にサブマネージャーとして中途入社。半年でマネージャー、1年で店長へ昇進。店長経験は5店舗目。新店の立ち上げは、成功を収めた『メガガーデン八潮店』に続く2店舗目。本社の戦略課も2年経験した。
「入社を決めた最大の理由は、人生を託してもいいと思える企業理念があったこと。静岡出身の私は、転職活動期に初めてガーデングループのことを知りました。入社して6年経ちますが、理念実現を目指す姿勢は少しも薄れていません。」と入社当時から今を振り返る。
前職の大手ホール企業では副店長に相当する職位だった。転職のきっかけは、なかなか店長になれない苛立ちと、勤続10年目に内示された東北への転勤だった。ひとたびエリアを越えれば数年は戻れない。当時、小学生だった子供や家族のことを考え、ためらわずに転職を選択したという。転職活動の当初はパチンコ業界外も候補だった。しかし、10年間の経験が最も生かせるのはやはりパチンコ運営。「日本一のホール店長」を目標に当サービスへ登録。しかし、希望条件の地元ホール企業を中心に6~7社から内定を得たが、強く共感できる企業理念とはなかなか巡り合えなかった。
子供の夏休みに中に転職先を決めたいと焦っていた矢先、当サービス担当アドバイザーから「希望の地域とは違うが話だけでも聞いてほしい。企業理念に共感できるはず。」とガーデングループを紹介された。そして、これが大きな転機となった。
「転勤を避けて退職したのに、最終的には企業理念に惹かれて引っ越しを伴う転職をしました。妻は納得してくれましたし、子供にも『お父さんのようになりたい』と思ってもらえるような、自分の背中を見せられているという実感があります。この転職には大変満足しています」と。この言葉は我々にとって何よりの報酬である。
意気揚々と入社した初日、「前職の経験を生かしてガーデングループにプラスになることを取り入れられるのは、既存の社員には出来ないことで、それができるのはあなたしかいないんだ」という話を受け、転職者、中途入社者として自分の存在価値を見出すことができたという。他社を経験している視点で会社全体の業績向上に貢献する改善点を発見しては、効率的なシステムや様々なタイプの店舗運営ノウハウをもとに多くの提案を行った。
「『前法人とは違う』と一蹴されるかと不安はありましたが、ひるまず提案し続けました。中途入社の私の価値は『他社の優れた仕組みを知っていること』。これは私にしかできないことです」と当時の想いを語る。『役職を問わず社員全員が経営について提案すべき』という企業姿勢が吉安さんを奮起させた。そして入社1年で店長職を託され、今も輝き続けている。
ガーデングループでは新卒者を例年30人~40人採用しているが、吉安さん入社以降は即戦力である中途採用も増えている。先輩中途社員として同氏は、今ガーデングループが求める人物像を次のように話す。「謙虚さは大切ですが、謙虚すぎて発言しない人は活躍できません。会社から求められる価値を能動的に提供できる人財が仲間になってくれると心強い」そして「ガーデングループは『誰がいったか』ではなく、『何をいったか』を評価します。社長と全社員が1対1で面談できる場が、年に1度以上あります。スピード感をもって改善する風土が魅力です。」と語る同氏の表情は誇りと自信に満ちていた。
価値観は人により様々だが、何を優先しどのような選択をするのか。人生とはまさに選択と決断で大きく変わっていくということを強く実感したインタビューであった。