給与より「学べる」ことを選んだ。
PROFILE
村上 一繁さん
スーパードーム新堀川店
店長
京都を中心にパチンコホール24店のほか温浴施設や飲食店など38店舗を展開する晃商(京都市)。グループ内のホールでも屈指の稼働を誇る『スーパードーム新堀川店』で店長を務める 村上一繁さん( 31 歳)入社7年目。2つのホール企業を経て同社に中途入社された。
前職では22歳の若さでエリアマネージャーとして4店舗を統括していた。しかし、10カ月間まったく休みが取れないハードワーク。自分の時間がまったく取れず、スーツで家とホールを往復する毎日。気がつけば丸2年間、私服を買ってなかった。
「将来をまったく描けないことが急に 不安になって、このままじゃまずいと思って仕事を辞めて、3 カ月間休養しました」自分で何か新しいことへのチャレンジも考えた。だが、当時相談していた当サービスからの連絡がきっかけとなり、もう一度パチンコホールでやってみようという気になった。これが村上さんの転職活動背景である。
村上さんがホール業界での転職にあたって重視したのは、第一に会社の規模が大きいホール企業。前職では8店舗だったが、より規模の大きい会社でなら新たに学べることがあるだろうと考えた。第二は、前職と同じように仕事を正当に評価してくれる会社であること。
入社を決めた晃商に提示された当時の職位は店長より2つ下の職位である主任。給与は希望よりも大幅に低い。面接を受けていたもう一社からは店長のポストと倍近い報酬を提示されていた。店舗数はどちらもほぼ同じ約20店舗。しかし両社の店長職の仕事の仕方や役割の比重には違いがあった。
「目先の給料よりも、5年先、10年先を考えた時、自分が身につけたいスキルを磨けるのは晃商だと思えたんです。店長になった時に任せてもらえることと、自分がやりたいことが多く重なっていたのも晃商。そして何より、面接してくれた営業部長の人柄に惚れ、この方と一緒に働きたいと思ったんです」
店長より下の職位からのスタートは覚悟していたつもりだった。だが、実際には想像していた以上に辛かったようだ。
「エリアマネージャーだった自分にとって、主任からのスタートは正直言って想像以上の抵抗がありました。しかも、スーツで仕事をしていた自分が、一般職と同じ制服を着なければならない。そんなことが振り出しに戻ったように感じましたね。でも、自分の将来のためにも、この会社のスタイルを身に付けるためにも必要な1、2年だと自分に言い聞かせました。初心に帰ったことで色々なことが見え、大きなプラスになったと思っています」
入社4年目、27歳で店長に昇進したが、それまでの間、我慢できたのは周囲のバックアップがあったからだという。「なかなか店長になれず、自分の中の焦りもあり、もどかしい思いをした時期もありましたが、上司の方たちにいつも励ましていただきました。晃商には多種多様な人材がいて、その人の特性をしっかり と見極め、評価してもらえる会社だと思います」
晃商は家族的な雰囲気で、堅実でありながらもチャレンジできる社風だという。村上さんのような攻めのタイプも、あるいは逆の着実なタイプも活躍できるフィールドがある。この寛容な空気だからこそ「この会社なら力を発揮できる」と思ったそうだ。
「ここは実力を認めてくれる会社ですし、思っていた通り大きな裁量が店舗に任されています。挫けず一生懸命頑張っていれば必ず光を当ててくれる。 晃商に入社して良かったと心底感じています。7年前の自分の判断は間違っていませんでした」と語る。
そして、厳しい状況でもとにかくポジティブ思考。
「遊技業界は先行きが不透明で閉塞感があると言う方がいます。それはそうかもしれませんが、私はこの業界にもこの会社の中にも、チャンスは転がっていると思っています。ただし、チャンスは日々一生懸命頑張っている人にしか見えない。」
前を向いて進み続ける同氏。今後さらに輝きを増していきそうだ。