全国にグループ展開しているパチンコホール店長　必要なスキルを徹底分析！｜パチンコキャリア転職ニュース

全国的にグループ展開をしている会社で、店長に求められるスキルは、コミュニケーション能力です。

この意見に対しては、「コミュニケーション能力よりも大切なスキル・業務がある」という声が聞こえてきそうですが、確かにトラブルへの対応の他、ホームページの更新、店内装飾物の作成など店長にとって必要なスキルは限りなくあります。

しかし、私たちはこれまで数多くの店長とお会いしてきました。人事部部長、営業部部長ともお会いし、たくさんのお話をうかがって来ました。そうした中で感じた「店長に必要なスキル」がまさしくコミュニケーション能力なのです。

グループ展開をしている会社の店長に必要なスキルが、何故コミュニケーションスキルなのかということを今回はご説明していきたいと思います。

１．グループ展開をしている会社には本部がある

現場で活躍するための実務能力は、店長へと登り詰めるまでにはすでに身につけていることかと思います。

中には「運営能力」に特化したタイプの店長もいるかもしれませんが、その運営能力のうちにコミュニケーション能力というものは多くを占めているのではないでしょうか。ホールは人で動いているのです。

また、全国に店舗を展開している会社の多くが本部を設置しています。本部で行っている業務は、ホール運営をする上での営業計画の立案、機械台の選定など……そして、新人の教育も本部が担っている場合もあります。

ですから、グループ店の店長には、幅広い業務をまんべんなくこなすことが一番に求められているわけではなく、あくまでホール現場の最適運営や稼働率の最大化に専門特化したスキルが求められると言えるでしょう。

マネジメントに関する高いスキル、パチンコ業界の先を見通す力、パチンコ・パチスロの深い知識と経験……など、強みを持った店長は多くいますが、その土台はコミュニケーションスキルなのです。

２．ホールスタッフへの業務伝達と本部・上司への報告が大事な業務

では、店長に求められるコミュニケーション能力とは具体的にどのようなものでしょうか。

それは本部の指示、意図を把握するための物事を理解する『聞く力』です。まずは自分が理解できていなければ、現場の人間に正しい指示を出すことができません。そして、本部より指示を受けた業務を、ホールの主任などに理解させる『伝える力』も大切と言えるでしょう。本部のホール全体に向けた指示は、自分だけが分かっていても意味がありません。相手の理解度に合わせてしっかりと説明しなくてはいけないのです。

本部がどのような計画を立てても、それを実践するホールの店長が本質を理解できていないと、思うような成果は出せません。

いわば店長は、「本部」と「現場」を繋ぐ重要な役割であると言っても過言ではないでしょう。

本部の意図を現場の人間に伝え、意識を共有するために力を尽くすことが店長の大きな仕事なのです。

３．たくさんいる部下たちの能力を最大限に引き出すことが重要

グループ展開をしている会社には、数多くの社員が働いています。パチンコホールひとつをとっても、数多くの社員が配属されているのです。

ホール運営を円滑にしていくためには、配属されている社員の協力がとても大切です。店長には、ホールスタッフのアルバイト、清掃員、コーヒーレディなど、ホール業務に関わる全ての人が最大限に力を発揮できるようにマネジメントを行う必要があるのです。

例えば、全国展開している企業ならば、遠い地方への転勤、異動も珍しくはありません。

その地方の人の気質を理解し、いかに早く馴染めるかということも、店長として社員の能力を引き出すためには重要な要素だと言えるでしょう。

４．まとめ

グループ展開している会社の店長に求められているスキルは、コミュニケーション能力です。

本部の意図や運営方針をしっかりと理解し、本部と各ホールスタッフとの橋渡し役となる必要があります。

また、相手の意図を自分だけが理解していれば良いというわけではありません。きちんとホールのスタッフにも分かりやすく伝え、方向性を共有していきながらより良いホール運営を目指していかなくてはならないのです。

店長を目指している方や現在店長として働いている方は、ぜひ普段から「聞く力」「伝える力」を意識し、他者とのコミュニケーションを積極的に図るようにしていってください。