エリアマネージャーになるために最も重要な要素とは!?
パチンコ店の仕事・スキル 2016/4/18
グループ展開をしているパチンコホールでのエリアマネージャーといえば、将来の役員・幹部候補です。
地域の複数店舗を統括し、競合店舗の動向を常にチェックしながら自店舗の売り上げや稼動アップを図らなくてはいけません。現場の最前線で働く店長の後ろに控える「指揮官」のようなものといえるのではないでしょうか。
エリアマネージャーは中間管理職
しかしながら、エリアマネージャーという職位は究極の中間管理職かもしれません。
経営者として利益を見ている強いトップと、ひたむきに業務と向き合っている現場との間に挟まれやすい職位でもあるのです。店長以下の現場の人は、本部の指示に従い、お客様に接する最前線に立たなくてはいけません。
一方、経営者は言うまでもなく、企業全体を俯瞰的に見て、長期的な視点で戦略を練る立場になります。現場における小さな事象、個別案件について逐一口を出すようなことはありません。
そして、エリアマネージャーは、いわば本部と現場の橋渡し役です。
本部の意図をしっかりと伝え、管理・統括すると同時に、現場の声を拾い上げたり、現場の人間が気持ち良く働けるような現場の実現に努めたりすることが大切になってきます。
それが、売り上げ達成や職場の活性化に繋がるのです。将来の役員・幹部候補でもあるため、役員の厳しい目で担当しているパチンコホールを管理しながら、現場のスタッフひとりひとりの顔を浮かべ意思決定ができるハートをもっていないと仕事が勤まりません。
視点や立ち位置が偏ることなく、臨機応変に対応できる能力が必要なのです。
信頼される人柄
上層部と現場スタッフの間に立つ中間管理職であるが故に、エリアマネージャーになれる人材は皆から愛され、信頼される人柄でないと務まらないことが分かるかと思います。
厳しいだけではダメ、優しいだけでもダメ、現場の人からは「この人のためなら」と思われ、本部の人からは「この人に任せておけば大丈夫」と思われる存在になる必要があります。
それでは、エリアマネージャーに求められる会社内での関係性はどのようなものでしょうか?
①上司との信頼関係の構築
多店舗を運営している企業でのエリアマネージャーの上司となると、見ている店舗の範囲がとても広くなります。本部・本社の部長や取締役は現場との接点が少なく、本部・本社の真意は現場には伝わり辛いものです。そのため、現場との間に立つエリアマネージャーが、密に上司とのコミュニケーションを取ることが必要になります。上司に対してしっかりと報告・連絡・相談をしてこそ、本部・本社の意図を現場へ的確に伝えられるようになり、現場での成果を上げることができるのです。その一連の流れにより上司からの信頼は確かなものとなり、評価も高まることでしょう。
②同職位のエリアマネージャーとの信頼関係の構築
同じ立場として、部下や上司と関わっているエリアマネージャーと信頼関係を築くことで様々な情報を得ることができます。同職位だからこそ様々なことを分かち合い、お互いにアドバイスを送り合ったり、情報交換したりすることができるはずです。多くの社員と関わりながら仕事を進めていくので、同職位の経験や意見はとても大切になります。
③部下との信頼関係の構築
店長や主任は、本部・本社の部長や取締役と関わる機会が多いわけではないため、ホールスタッフの現場の声は伝わりにくいものです。店長、主任といった部下との関係の構築は、パチンコホールが直面している問題点を把握し、問題提起することに繋がります。
現場の声を聞き、なかなか把握してもらえない現場の現状を本部・本社の部長や取締役に伝えることで、ホールスタッフたちはエリアマネージャーをより信頼していくでしょう。
また、信頼関係を築き上げたエリアマネージャーの言葉を通すことにより、現場の本部・本社に対する理解度は深まり、愛社精神も高まるのです。
まとめ
エリアマネージャーは、多くの社員と仕事を進めていくことが多いので、信頼関係の構築がとても大切です。
上司、部下、同僚……立場を問わず多くの人から信頼されることで、はじめてエリアマネージャー候補としてふさわしい店長と言えるのかもしれません。複数店舗を同時に見て、「上司と部下の両方」、さらには「本部・本社」との関係も円滑にし、仕事を進めていく必要があります。そのため、より視野の広さや高いヒューマンスキルが求められるといっても過言ではないでしょう。
大変な仕事な分、やりがいと報酬が多い、それがエリアマネージャーなのです。