主任は現場の総指揮官!? お客様に喜んでもらうホールづくりのためにできること
パチンコ店の仕事・スキル 2016/7/19
パチンコホール主任の業務範囲は企業によって様々ですが、どこの企業であっても変わらないのは、主任は現場業務の総責任者であるいうことです。
来店して頂いた方に少しでも長く遊技してもらえるように気持ちの良い環境を整備し、次の来店に繋げていくのが重要な役割となります。外部環境の変化になかなかついて行けず、サービス面や設備面でいつの間にか他店に遅れを取っている……なんてことにならないようにしなくてはいけません。
現場業務の総責任者である主任には、幅広い業務に対応することが求められています。今回は改めて、主任が現場で取り組まなくてはならないことについてまとめていきたいと思います。
1.店舗外の環境管理
まずは、遊技をする前——パチンコホールに入る前段階でチェックすべき点があります。それは、駐車場や駐輪場です。駐車場清掃が徹底されていない、店外の蛍光灯が切れていたり、破損部分が修理されずに放置されていたりする、駐輪場に放置自転車が置いてあるなど……。
このように一見細かいと感じられるところであっても、見落としがあれば、後に大きなトラブルや問題に繋がる可能性もあります。また、そのような店外の状況を見たお客様に、「どうせホール内も同じようなものだろう」と入る前から悪印象をもたれてしまいます。
警備員やクリーンスタッフ頼みではなく、主任が先陣を切って店外の環境整備に気を配ることが大切です。しっかりと手入れを怠らずに、率先してより良い現場作りを行っていきましょう。
2.遊技台周辺の管理
遊技台がきちんとお客様に提供されることは、パチンコホールにとって基本となりますが、付帯設備面が充実していることも大切です。現在、パチンコホールの多くが遊技台周辺に充実した設備を設けています。
お客様がより楽しく、よりストレスを感じずに過ごせるように、様々な機能の機械やサービスを整備し、運営していく必要があるのです。遊技台のデータ表示機は、最低限の履歴データが確認できるものを用意する、玉貸機は全金種対応できるものを設置する、手の汚れを防止する玉すくいカップを常備する……など、お客様が競合他店と比較したとき、来店の決め手となる環境を積極的に提供していかなくてはいけません。
そうは言っても、実際は費用がかかり、簡単に導入に踏み切れるものではない場合もあるでしょう。ですから、現場を熟知し、お客様の声を生で聞いている主任が状況をしっかりと把握して会社に提言していかなくてはいけないのです。
3.ホール内の遊技環境管理
喫煙率の低下や喫煙に関する防止条例の施行などにより、非喫煙者に対しての配慮がパチンコホールでも求められるようになっています。
非喫煙者のお客様のことを優先的に考えた環境整備も重要な要素となってきているのです。その他にもパチンコホールでは長時間同じ姿勢で座って遊技をするので、疲れにくい遊技環境の整備も大切です。
以上を踏まえて、例えばこのような環境整備が考えられるでしょう。
・ 分煙ボードを設置して、喫煙する人・しない人、双方のユーザーへ配慮する
・ 空気清浄機などを設置し、ホール内でのにおい対策を徹底する
・ 長時間遊技しても疲れにくい遊技椅子を導入する
・ 遊技台横に肘置きを設置する
このように、遊技環境だけでも、工夫をしていくべき点がいくつもあります。
昔と比べて、パチンコホールにおけるお客様の来店頻度や使用金額が減っているのが現状です。どうすれば今までのように、ないしはそれ以上にお客様に来店していただき、遊戯中に良い印象を持ってもらえるかということを考え、過ごしやすい環境の設備に関しては努力を惜しまないようにしましょう。
4.まとめ
パチンコホールの主任は、いかにお客様に快適な時間を過ごしてもらえるかを考え、店舗内外の環境を整えていかなくてはいけません。店舗外の駐車場や駐輪場、蛍光灯などから始まり、そして店内の設備です。
お客様により気持ち良く、楽しい時間を過ごしてもらうためには、自店のパチンコホールの状況を客観的に受け止め、環境を整えていくことが非常に大切です。
ホール環境の状況を一番理解しなくてはいけないのが、現場の総責任者である主任です。主任は店舗の中の誰よりも現場を知ることが求められており、現場責任者として、より良い現場作りのために積極的に意見を発信していくことが重要と言えるでしょう。