転職で成功を掴み取るために大切なこととは?
転職雑記 2016/8/11
私たちは、これまで数多くの人の転職活動に携わり、さまざまな事例を見てきました。入社後にお話をお伺いする機会も多くあり、その中でもやはり嬉しいのが、「転職して良かった」という喜びの声です。
転職後に自分自身が思い描いていた以上に活躍できている、というお話を聞くことも多数あります。 今回は、転職を成功させた方の中から、入社時に思っていた以上に、満足いく仕事に就くことができたDさんの事例をご紹介いたします。
1.スタートは一般職から
Dさんは業界歴6年で、前職では主任職まで経験しており、店舗の販促面と人材育成面の両方を任されていた方でした。職場環境や待遇面には現職である程度満足していましたが、パチンコ部門を縮小する企業の流れに将来の不安を覚えて転職を決断されました。
家庭の事情から、現在の住まいから通勤できる範囲での転職先を考え、ある程度の給与ダウンと職位が下がることは覚悟されていました。 しかし、多くの企業の面接に行き、複数社から内定は出ていたものの、どこの企業からも一般職でのスタートを提示され、本人の予想を大きく下回る転職結果になってしまったのです。
しかし、Dさんはその中でも最低条件を満たし、「自分に雰囲気が合っている」と感じた企業を選び、転職されました。
2.諦めずに頑張り抜くこと
一般職から入社し、最初の1週間は、新人スタッフと同じ待遇からスタートしました。Dさんは、前職で主任職まで経験し、パチンコホール業務は概ね理解しているという自負があったため、今回の受け入れ方に関しては、かなりプライドが傷つけられたと感じたようです。
それでも、当初の転職目的を忘れず、自分にできることから毎日精一杯取り組んでいったそうです。 過去、Dさんと同様に新人スタッフと同様の待遇からスタート……という受け入れ方に、不満を抱いて早々に退職した方もいました。
しかし、Dさんは仕事に対して志を高く持っており、いきなり辞めるという選択肢は持っていませんでした。
3.入社を振り返り・・・
その頑張りのかいがあり、Dさんは、一般職から入社し3ヶ月後に班長、半年後に主任に昇進しています。給与も前職と同様の水準まで戻ってきました。転職活動時を振り返ると、勤務地を第一優先にしてはいたものの、可能であれば前職を考慮して役職からスタートしたいという希望は少なからずあったそうです。
今回、一般職スタートで入社し、ホール回りの業務から始めたことで、社員のみならず、アルバイトなどのスタッフ全員としっかりとコミュニケーションが取れたと言います。
また、自分のことをホールスタッフ全員に知ってもらえたので、主任に昇進してからも円滑なホール運営をすることができたとのことです。 現場の熱を改めて感じるきっかけにもなり、下の職位から入社したことが業務実施に非常に良い効果があったと、入社時のやや暗い影などは全くなく、非常に満足されているようでした。
入社当初はどこか不安な状態であったものの、Dさんの頑張りや気持ちの強さが満足のいく環境を作り上げました。まさに現状を「勝ち取った」と言っても過言ではないかもしれません。
4.まとめ
仕事の成果は人の力によります。同じパチンコ業界であっても企業や店舗が変わればやり方、取り組み方はまったく異なってきます。 今回のDさんの事例は、自分の思うようにいかなかった転職を、努力で明るい方向へ変えていった転職事例となります。
一般職からのスタートとなり、滅入る気持ちもあったものの、自分にできることをこつこつとやっていったDさん。自分自身を既存スタッフに知ってもらうことで、新しい環境でも本来の力を発揮でき、活躍の場を広げ、着実にキャリアアップしていったのです。どんなに卓越したスキルを持っていたとしても、自身の力を発揮できなければ活躍することは難しいと言えます。今回の事例は、転職後の職場で多くの人とコミュニケーションを取ることによって自分自身が思い描いていた以上の活躍に繋がったケースとなります。
自分自身の本来の力を発揮する方法は、人により、場所によりいくつもあるかと思います。転職時だけに限らず、新しい店舗へ配属になった場合でも、「どのようにすれば一番自分らしく、最大限に力を発揮できるか?」を考えて行動していくことが大切になっていくでしょう。