転職理由と志望動機には、一貫性を持たせる必要がある
転職雑記 2017/6/1
突然ですが、今現在、転職活動をしている人に質問です。
あなたは、なぜ転職をしたいのでしょうか?
現在の職場環境に不満があるからでしょうか。空いているポストがないため、昇進が望めそうにないからでしょうか。はたまた、お給料や、勤務地、勤務時間といった問題に基づく理由かもしれません。なぜこのようなことを質問したかというと、転職を続けていると、「なぜ自分が転職したいのか」ということを見失ってしまう人が多いからです。長く転職活動をしていると、だんだんと転職を決めた当初の目的や思いを見失ってしまうことがあるのです。
これまで、パチンコ業界内で転職活動を希望してパチンコキャリア転職にご登録いただいた方の中でも当初の目的や思いを見失ってしまった人は、その後の転職活動がうまくいかなくなってしまったことがほとんどです。それほど「なぜ自分が転職をしたいのか」ということは重要なことなのです。
1.転職理由と目的には矛盾が生じないように
転職活動をしていると、いろいろなパチンコホール企業のことを知ることができるので迷ったり、目移りしてしまったりして、転職の理由がぶれてしまいがちです。しかし、それでは、せっかく得たチャンスを逃してしまうこともあるでしょう。転職の理由があやふやだと、転職の目的との間に矛盾が生じてくる可能性があります。
例えば、なかなか頑張りが評価されない環境が嫌で転職を決めたのにも関わらず、求人企業の福利厚生や休日などを見て、転職するパチンコホール企業を探してはいませんか?
しかし、それでもし内定をもらえたとしても、また「なかなか頑張りが評価されないから転職したい」となるかもしれません。それ以前に、転職の理由と目的のズレのせいで面接の受け答えで一貫性がなくなり、面接がうまくいかないこともあるでしょう。矛盾は、面接官に見抜かれてしまうのです。矛盾が求人企業の面接官に見抜かれれば、「この転職希望者は、うちに入社しても、前回の退職理由と同じ理由でまた転職するのでは?」と考えられてしまいます。
また、「店長になりたい」と転職活動をスタートしているのに、福利厚生や休日などの待遇ばかりを見ただけで応募した場合、「今は店長の役職は充実しているから、若い現場のスタッフを求めている」というパチンコホール企業だったり、「うちではすぐに店長のポストを用意できない」と敬遠されたりすることもあるでしょう。どちらにしても、あなたと、求人企業、どちらにとっても得になる話ではありません。
なので、きちんと転職理由と目的に一貫性を持たせて、「それを叶えることができるのが、ここの会社だけなんです」ということをアピールしなくてはいけないのです。改めて自分が何を求めて転職活動をしているのか振り返り、整理した上で転職活動をしていくことが重要となります。
2.目先の利益にとらわれないことが大切
転職活動をしている人は、もう一度確認してみてください。
・転職後、入社時の年収の額に気を取られていませんか。
・会社の規模に気を取られていませんか。
・福利厚生や休日などの待遇に気を取られていませんか。
「スタート時から高収入が期待できる企業」「大規模なパチンコホール企業」「好待遇な企業」……どれも、たくさん求人企業があった中で、ぱっと目をひくでしょう。しかし、そのパチンコホール企業では、あなたの転職理由となった“問題”がきちんと解消されるのでしょうか?
3.まとめ
きちんと「転職動機=(≒)志望動機」の図式に当てはまっていることが大切です。自分が本当に求めることを忘れて、一時の感情に左右されたり、目先のおいしい話にとらわれたりして転職をし、失敗してしまうケースをいくつも見てきました。そうならないために、「自分はどうなりたいのか」を常日頃から考えて、転職活動をしていくことが重要です。
転職理由と志望動機には、一貫性を持たせる必要があります。「一貫性を持たせなきゃ!」と考えることではなく、しっかりと自分のことを考えて、自分が働きたい会社のことを思い浮かべれば、自ずと一貫性が生まれてくるものなのです。迷った人は、今一度「自分がどのように働きたいのか」を考えてみるようにしましょう。