求人企業の選考の第一関門はどこ?
パチンコ面接ポイント 2017/9/26
転職活動において、求人企業の選考での第一関門はどこだと思いますか?求人企業の面接でしょうか。それとも……?
アルバイト先を探しているときは、履歴書を持ってアルバイト先の面接に行って、合否が後日出ることがほとんどです。さらに、パチンコ業界で転職のお手伝いをしていると面接についてのアドバイスを求められることはあっても、それ以外についてのアドバイスを求められることはあまりありません。そのため、求人企業の一次面接が第一関門だと答える人が多いと私は思っています。
しかし、本当の第一関門は求人企業の一次面接ではないのです。
1.選考は書類審査から始まる
転職活動の第一関門は、書類審査だと私は考えています。求人企業によっては、履歴書や職務経歴書の提出を事前に求めていても、面接を受けてからでないと結論を出さないケースも多々あります。
しかし、ほとんどの求人企業が事前に書類審査をした上で、一次面接を実施するか、判断します。そのため、求人企業の第一関門は書類審査になるというわけです。書類審査は、会ったことのない転職希望者を知るために、求人企業が最初に目を通す資料です。書類審査で利用する資料での情報が求人企業の転職希望者に対する、第一印象を決めるポイントになります。
2.店長経験をアピールするはずが……?
書類審査のために提出された資料を見て、転職希望者に対する第一印象を持つため、良くも悪くも履歴書や職務経歴書の内容が転職活動に影響を強く与える傾向があります。
例えば、転職希望者の人物性がどんなに良くても、短期間で転職を何度も繰り返している経歴があると、書類審査の時点での印象が決して良くないのが現状です。どんなに店長としてのスキルや経験が豊富でも、働いていた会社数が多いと、印象が良くはならないものです。書類審査で良い印象を与えるこができないと、書類の段階で選考が終わってしまうことがあります。仮に一次面接を受けることができたとしても、良くない印象を求人企業が持ってしまっていると、面接の内容にも影響を与えてしまう恐れがあります。
例えば、店長経験のある転職希望者が面接に来た場合、今までのマネジメント業務の内容や、仕事に対する考え方についての質問に面接時間の半分以上を使う求人企業があるとします。言うまでもなく、そこでの受け答えをかなり重視するわけです。そこで、書類選考の段階で、社歴が多いことが分かり、転職の経緯などが今ひとつ伝わっていないと、実際の面接では、重視しているポイントの前に、社歴についての質問が入ることになります。
そして、その後に、この会社が重視するこれまでのマネジメント業務や仕事に対する考え方の質問をしてくわけですが、こうなってしまうと、転職希望者の魅力は、十分に伝えることができなくなってしまうのです。
3.求人企業の選考は、書類作成から始まっている
決して、職歴が多いと転職することができない、ということではありません。
今回お伝えしたことは、「転職希望者の多くがあまり意識していないであろう、履歴書や職務経歴書から、求人企業の選考が始まっている」ということです。履歴書、職務経歴書の段階で、転職者自身の魅力や、これまでパチンコ業界での経験や考え方、転職の経緯など、ひとつでも多くの情報を伝えることができれば、書類審査での印象はぐっと変わります。また、その後の選考結果が大きく変わることもあるでしょう。
その場で、書類一枚一枚を一緒に見ながら「これは、これこれこういうわけでですね……」と補足説明していけるのならばいいですが、そんなことはできません。こうして一人歩きする書類だからこそ、自分の思いをこめて、書くことが大切です。
4.まとめ
履歴書や職務経歴書は、みなさんが思っている以上に大切なものです。
なぜなら、多くのパチンコホール企業では、ここから選考が始まっているからです。求人企業の選考は、書類審査からスタートしているということを忘れないようにしましょう。たかが書類、されど書類です。まずは書類審査を通過しなくては、面接にも行けません。
きちんと思いをこめて、慎重に書類作成していくようにしてください。