求人企業の特色や独自の取り組みを知る
転職雑記 2017/10/12
みなさんは、転職活動をするにあたり、求人企業の特色や独自の取り組みについて、どれくらい知っているでしょうか。転職希望者の紹介をしていたとある求人企業が実際に行っていた、少し変わった取り組みについてご紹介したいと思います。
その取り組みをしている求人企業の社長は、従業員に対して、『「パチンコホール企業の社員」としてではなく、「一社会人」としての成長を大切にしてほしい』と、常日頃から考えていました。そのため、自分が現在、働いているパチンコホール企業の考え方だけに囚われないよう、どんどん視野が広げられるような取り組みを常に行っていました。
1.広い視野を持ってもらうために
その取り組みのひとつで、自社のパチンコホールで働く社員と、遠く離れた別のパチンコホール企業の社員を数名、2日間シャッフルして働かせるというものがあります。
この取り組みの根底にあるのは、パチンコホール企業で働くスタッフの「視野を広げること」です。『自分が今働いているパチンコホール企業だけが「社会」ではないということを忘れないでほしい』ということでした。毎日同じ環境の下、同じような仕事をしていると、自分がいるパチンコホール企業だけが「社会」という錯覚に陥ってしまい、考え方や物の見方が偏ってしまうことがあります。自分が持っている物差しでしか、物事を考えることができなくなってしまうのです。
この求人企業の社長は、それを阻止したいと考えたそうです。
毎日パチンコホールで働く自社の社員には、常に広い視野を持ち続け、成長していってほしいという思いから、この取り組みがスタートしました。
2.店長からアルバイトまで
店長や一般職など、役職に関係なく、パチンコホールで働いている社員に対して、『「今、抱えている悩みは、必ず解決できる」という思いを持ってほしかった』と、社長は言います。
広い世界に出ると、もっといろんな可能性や、新しい発見があるということを、身をもって感じてほしかったそうです。「自分自身が秘めている可能性に気付ける場の提供をしていきたい」という思いで、社長はこの取り組みを始めたのでした。
パチンコホールで働く社員の人間としての成長を願った社長の取り組みです。素敵ですよね。社長のこの思いは、社員にとどまらず、各地のパチンコホールで働くアルバイトにも浸透していきました。そしてそれは、一人一人のモチベーションアップにつながっているそうです。
3.求人企業の情報を知るために
このように、そのパチンコホール企業特有の取り組みをしている会社は、全体を見ても少なくはありません。しかし、このような独自の取り組みは、入社するまで意外とわからないものです。
もちろん、求人企業の説明会などに参加すれば、先輩社員や担当者から話がある場合もあるでしょう。また、ホームページ上で、その求人企業特有の取り組みを紹介しているケースもあります。しかし、一個人では、調べられる情報の量には限りがあります。そのため、事前の準備では、主立った内容しか手に入れることができないことも多いのです。
とはいえ、事前にできるだけ求人企業の情報を集めておくことは必須です。そうでなければ、転職先の企業を見極めることができません。そのような情報を入手する手段として、紹介会社を利用するのもひとつの手です。転職支援サービスを行っている会社は、求人企業側と実際に入社した転職希望者の両方と接点があるため、いろいろな情報を持っています。必要であれば、転職希望者に積極的に情報を伝えていきます。転職後に後悔しないために、店長になるためのキャリアプランや、転職希望者の入社後の受け入れ状況など、不安や疑問に思うことは事前に解消しておくべきです。しっかりと情報を収集して、満足のいく転職ができるようにしましょう。
4.まとめ
求人企業には、それぞれ様々な特色や、独自の取り組みを行っていることがあります。そのような情報は、転職活動を始める前に知っておきたいものです。しかし、実際入社してみるまで分からないことがほとんどです。
転職活動を始めるにあたり、情報を収集するためのひとつの手段として、転職支援サービスの会社を活用するのもいいでしょう。より良い企業と出会うために、しっかりと事前に求人企業の情報を集めておくことが大切です。