パチンコ業界の転職市場は実は明るい!?
転職雑記 2017/12/7
転職を考えている人と面談をしていると、転職市場の状況についての話題になることがよくあります。基本的に、自分が勤めているパチンコホール企業以外の状況や環境についてはわからないものですし、ここしばらくの間、新聞やテレビ、ネットなどでは、社会全体的に経済状況がよくないというニュースが飛び交っています。そのため、「今って転職しにくいですか?」「やっぱり求人の数って少ないですか?」という質問を受けることもしばしば。確かに、心配になってしまう気持ちはわかります。
ただ単純に転職市場の状況がわからないから質問しているというよりも、「きっと現在、転職市場の状況は良くないだろう」とほとんど確信に近い考えを持っていて、それを確認している転職希望者が多いように感じられます。
1.厳しい時代からの脱却
特に数年前からパチンコ業界では、「現在の転職市場=厳しい時期」と思っている転職希望者が多く、今でもそれが続いている状況です。
ここ数年から数十年の間にパチンコ業界では、スロットが4号機から5号機に変わるなど、パチンコホール企業を取り巻く環境は大きく変わり、店舗数が年々減少しているという現状があります。また、リーマンショックや震災などで打撃を受けたパチンコホールも少なくなく、パチンコ業界の転職市場も比例して右肩下がりになっていた事実はあります。なので、転職希望者の心配がまったくの的外れかと言ったら、そうではありません。
しかし、現在のパチンコ業界の転職市場の状況は、そのような時代から変化しつつあります。おそらく、転職希望者の多くが持っているイメージよりも明るいものでしょう。
たとえば、それまでは35歳以上であると、たとえ店長経験があっても、なかなか紹介できる求人企業がありませんでした。しかし、現在は以前と比べるとずいぶん増加傾向にあります。
2.パチンコホール企業の現状
理由はいくつか考えられますが、その一つとして、営業方法の変化が上げられます。パチンコ業界では、近年、広告や打ち出し方に関わる規制が強くなり、昔のようにお客様の期待感を大きく煽るようなイベントがにできなくなっています。そのため、今のパチンコホールでは、「来店してくれたお客様をいかに楽しませることができるか」に重きを置き始めているのです。より一層接客に力を入れるようになり、スタッフひとりひとりのパフォーマンスの向上に努めているパチンコホール企業が圧倒的に増えてきています。
このように、これまでと違った営業方法やお客様へのアプローチの仕方をする必要が出てきたことにより、新しい力やパチンコ業界でさまざまな経験を積んできた人を求めるパチンコホール企業がほとんどです。そのため、幅広い人材を採用するようになったのです。逆に言えば、年齢に囚われずに、いろいろな人に採用のチャンスが訪れるようになったと考えていいでしょう。
3.第二新卒クラスへのチャンス
若い年代の層に関しては、パチンコ業界以外の業界でも、今よりも新卒の間口が広くなってきています。そのため、悲しいかな必然的にパチンコホール企業では、新卒の採用では苦戦を強いられてしまっています。
その影響もあり、第二新卒クラスを採用しようと考えるパチンコホール企業も増加してきました。求人企業によっては、「未経験であっても、20代でパチンコ業界の仕事に興味がある人であればぜひ一度会ってみたい」というケースも増えてきています。
ここで決して間違えてほしくないのが、「応募をすれば誰でも受かるのではないか」ということです。よりレベルの高い接客を求め始めている現状、どんな人でも受かるわけではありません。どんな人にもチャンスはありますが、その先に進んでいけるかどうかは本人次第ということです。
4.まとめ
「パチンコ業界の転職市場は厳しそう」と考えている転職希望者は少なくないかもしれません。
しかし、思っている以上に、パチンコ業界の転職市場は明るくなり始めています。採用の間口は広がり、いろいろな人にチャンスが与えられている状況です。年齢や経験などに囚われずに採用活動を行っている求人企業もあるので、決して悲観せずに、転職活動に邁進していってください。ただし、決して採用の基準が低くなっているわけではないので、万全の準備をして、面接に挑んでいってほしいと思います。