パチンコ店の店長や主任は「自分の考えていることを的確に伝える力」が必要｜パチンコキャリア転職ニュース

転職活動のお手伝いをしていると、転職希望者からさまざまな質問を受けることがあります。いろいろな質問がありますが、その中でもよく聞かれる質問のひとつに、「面接では、求人企業はどのような質問をしますか？」というものがあります。

転職活動が初めてだという人や、転職活動自体はしたことはあるものの、かなり前のことで忘れてしまった人などが不安になって聞いてくることがあります。転職活動ということで、「以前（今）の職場での業務内容やパチンコ業界での経験について聞かれる」と思っている転職希望者が多いようです。

確かに、中途採用では即戦力を求める求人企業も多く、以前のパチンコホールでの業務内容やパチンコ業界でのスキルを聞くこともあります。しかし、だからといって、求人企業から聞かれる質問すべてがパチンコホール企業での経験についてなわけではありません。

求人企業によっては、少し変わった質問を面接ですることもあります。今回は、実際に転職希望者が求人企業の面接で聞かれた質問について、ご紹介したいと思います。

１．求人企業がした質問

求人企業が、実際に質問した内容として、

・ナンパをしたことはありますか？

・自分を家電で例えると何ですか？

・カラスは一回の飛行で平均何メートル飛ぶと思いますか？

・あなたは金額でいうとどれくらいの価値がある方ですか？

・昨年の親の誕生日には、何をプレゼントしましたか？

・自分自身を客観的に見て、紹介してみてください。

・親友は何人いますか？　友達は何人いますか？

・人には言えない秘密はありますか？

・あなたという人間を、言葉を使わずにジェスチャーだけで紹介してください。

・明日は何をしますか？

・最近泣いたのは、いつ、どんなときですか？

などです。

このように、「なぜ、こんなことを聞くのか」「この質問の答えから何がわかるのか」と疑問に思うような質問を求人企業からされることがあるのです。ご紹介した質問は、明確な正解がない質問がほとんどです。では、このような質問から、求人企業は、転職希望者の何を知ろうとしているのでしょうか。果たして、本当に意味のある質問なのでしょうか。

２．求人企業が知りたいこと

求人企業がこのような質問を通して知りたいこと、それは、「質問に対しての自分の意見をどのような言葉で伝えるか」や「転職希望者の人間性」です。

仕事をしていると、さまざまな問題や、予想できない場面に直面することがあります。しかし、どれも必ずしも答えがあるとは限らないことばかりです。そのため、複数ある選択肢の中からより良いと思えるものを選んでいくことが重要になります。そのときに、主任などの役職者は、「なぜそのような判断・結論に至ったか」を報告することになるでしょう。また、他のスタッフに指示を出すときに、説明する必要ももちろん出てきます。

主任や店長といった役職になればなるほど、関わる問題の重要性が大きくなり、その分責任も大きくなります。なので、中途採用を行う求人企業は、「自分の考えを自分の言葉で、説得力をもって人に伝えていくことができる力」を転職希望者に対して求めるのです。

自分のこれまでのパチンコ業界での経験を話せることもそうですが、その上で、求人企業の面接官に対して、「簡潔に要点をまとめて話せる」ということも重要になってきます。相手への物事の伝え方は、少し意識を変えるだけで大きく変化します。しかし、求人企業の面接対策として、数日で身に付けようとするのはとても難しいのです。

自分の思っていることを的確に相手に伝えるということは、常日頃から意識するべきことです。今一度、「自分がパチンコホールでスタッフに何かを伝えるときにどのように伝えているか」を振り返ってみて、自分を客観的に見つめ直してみるのもいいかもしれません。

３．まとめ

求人企業の面接では、思いもよらぬことを聞かれることがあります。そのときの受け答えによって、「質問に対しての自分の意見をどのような言葉で伝えるか」や「転職希望者の人間性」を見ていることがあります。また、予期せぬことが起こったときの対処方法を見ている場合もあるでしょう。

主任や店長といった役職者には、「自分の考えていることを、相手にわかりやすく簡潔に伝える力」を求められます。それは、数日で身に付くものではないので、日頃から、「相手に伝えること」を意識して仕事をするようにするといいでしょう。