求人企業の面接をキャンセルすること
転職雑記 2018/2/15
転職活動をしていると、突然のトラブルに巻き込まれたり、体調不良になったりするなど、予期せぬ出来事が起こることがあります。たとえ「明日は求人企業の面接」と、準備をしていても、急に体調不良になってしまったり、家庭の事情でやむを得ず面接をキャンセルしたりすることもあるでしょう。
どんなに注意していても、自分の力ではどうしようもない出来事に巻き込まれてしまうこともあるので、仕方がないと言えば、仕方がない部分もあります。しかし、面接のキャンセルは、伝えるタイミングや伝え方を間違えると、転職希望者の印象を大きく落としてしまいかねません。
本日は、面接のキャンセルについて、転職希望者のみなさんにもう一度考えてほしいと思っています。
1.「仕方ない」から「大丈夫」ではない
「面接をキャンセルするのは、大抵やむを得ない事情がある」というのは、求人企業も理解しています。転職希望者でもそう考えている人は多いのではないでしょうか? 「本当はキャンセルなんかしたくなかったけど、どうしてもやむを得ないから、仕方がない」と。
実際に「仕方がない」と思ってくれる求人企業もあるでしょう。しかし、とても厳しいことを言えば、どんな理由があっても、キャンセルはすべきではありません。
仕事をする中で、お客様との大事なアポイントが入っていた場合、多少体調が悪くても、約束の日時に顔を出すことが多いのではないでしょうか。(もちろん、常識的な範囲で、です)時間をかけてやっとアポに漕ぎ着けたならばなおさらです。心証が悪くなってしまうことを恐れて、できるだけ約束を守ろうとするでしょう。
だからといって、インフルエンザにかかったり、高熱があったりしても面接に行ってほしい、と言っているわけではありません。「面接をキャンセルする」という行為は、それほど大きなことなのだと理解しておいてほしいのです。
2.転職希望者のために時間を割いている
そして、必ず念頭に置いておいてほしいことがもうひとつあります。それは、「求人企業は、忙しい合間をぬって、あなたとの面接の時間を確保してくれている」ということです。
求人企業によっては、社長が直接面接をする場合もあります。
考えてみてください。自分がパチンコホール企業の社員だったとしても、社長と簡単に会うことができるでしょうか? 会社によって多少違いがあるかもしれませんが、おそらくほとんどの会社が社長には簡単に会えないと思います。そのような忙しくて、社員でさえなかなか会うことのできない社長が、自社の面接に来る転職希望者に会いたいと思って、時間をつくってくれるのです。それはすごいことです。
3.キャンセルをするときに気をつけてほしいこと
最後になりますが、どうしてもやむを得ない事情で面接をキャンセルする場合は、以下の3点を必ず守ってほしいと思います。
(1)キャンセルすることを連絡しない、キャンセルの意志を伝えた後から連絡がとれなくなる、何も言わずに面接に行かない。この3つは御法度です。
(2)面接日の変更を希望するときは、まずは電話で連絡を入れるようにし、求人企業の面接担当者と電話が繋がらない場合は、留守番電話、伝言、メールなどで対応するようにしましょう。
(3)当日の面接キャンセルについては、必ず電話で連絡を入れ、メールは絶対にNGです。
この3つを絶対に守ってほしいと思います。
どんなに大事な場面でも、生きていれば予期せぬ出来事が起こることもあります。そのときに、相手のことをしっかりと考えて、どのように行動することが正解か、を冷静に見極めなくてはいけないのです。そのときの行動が、その後の転職活動につながっていくでしょう。
4.まとめ
面接をキャンセルすることは、できればしたくないことです。しかし、「どうしても」「やむを得ない」といった事情は、予期せずにやってくるものです。そんなとき、忙しい時間を割いて面接の時間をつくってくれた求人企業のことを考えて、誠意を持った態度でキャンセルの旨を連絡してほしいと思っています。