店長職経験者の職務経歴書の書き方
パチンコ面接ポイント 2018/4/5
パチンコ業界に関わらず、転職活動をはじめる際は、必ず履歴書と職務経歴書が必要になります。
特に職務経歴書は、自分の経歴やスキルを知ってもらうためにはとても重要なものです。ですが、パチンコホールで店長職を経験した転職希望者であれば、店長職の経験年数や経験店舗数、営業方法や競合店との比較数値など、求人企業へアピールしたいことはたくさんあるでしょう。
しかし、求人企業の採用担当者も、面接時にはじめて書類に目を通すこともあり、限られた時間の中でしか内容を確認することができません。そのため、伝えたいことをただひたすら並べても読んでもらえないことがあります。
職務経歴書の書き方にはポイントがあります。では、短い時間の中で、求人企業の採用担当者が見て、「よく伝わってくる」と思われる職務経歴書とはどのようなものなのでしょうか。今回は、主に店長職を経験した転職希望者の、職務経歴書の書き方について考えていきたいと思います。
1.求人企業が求めるもの
求人企業が求める職位や職種に対して、転職希望者の能力や経験が仕事をしていく上で問題ないかどうかを判断するのが職務経歴書です。そのため、ただ単に「◯◯の経験がある」と言っただけでは、判断するに至らない情報になってしまいます。
一概に「店長の経験がある」といっても、どのようなパチンコホールで、どのような能力が培われてきたのかが、求人企業にはわかりません。たとえば、駅前店舗での実務経験があるのか、小規模台数のパチンコホールで大型店舗と競合した経験があるのか、役職者が少ないパチンコホールで実務経験があるのか……など、細かな実務経験を確認したい求人企業に対して、単に店長経験をそのまま記載するだけの職務経歴書では、求人企業の知りたい情報を伝えることはできないのです。
職務経歴書なのだから、「ただ単に経験してきたことを端的に記載していけばいいだろう」と思っていると、採用担当者の印象に残らない職務経歴書になってしまいます。
2.求人企業に合わせて作成する
職務経歴書の作成手順としては、まず求人企業の募集背景を知り、募集職種での必要な経験やスキルを確認する必要があります。
基本的な求人概要は、会社ホームページの記載内容から情報収集を行うことが可能ですが、一番確実で手っ取り早い方法は、転職支援サービスを活用することです。転職支援サービスの担当者から、求人概要や募集背景、必要な経験や能力を詳しく聞いてみるようにするといいでしょう。もちろん、自分で会社のホームページを見たり、実際に店舗に足を運んだりすることも大切です。
そうして、求人企業ごとの必要な経験や能力を把握できたら、自分自身の店長職経験において、類似した実務経験がないかどうかを思い起こしてみて、その内容を中心に記載していくといいでしょう。
自分自身の職務経歴を時系列で記述している職務経歴書と、求人企業が求めている内容が的確に書かれている職務経歴書とでは、求人企業の採用担当者が手に取ったときの印象がまったく違います。
採用担当者は短い時間でほしい情報が手に入る方を評価しますし、転職希望者はアピールしたいことが的確に求人企業に伝えることができるので、求人企業が求めている内容を的確に書いた職務経歴書には双方にとってメリットがあるのです。
3.自分がいかに求人企業の求める人物像にマッチしているかをアピール
現在のパチンコ業界での転職一市場において、店長経験者を即戦力として、店長採用する求人企業は少なくなってきています。しかし、これはあくまで採用段階での話であり、決して店長経験者に求人ニーズがないわけではありません。
たくさんの転職希望者の中から、「自社にマッチしている」とより思える経験者を採用したいとどこの求人企業も考えているからです。そのためには、いかにして自分の経験をスキルや経験を伝えていくかが重要になってくるのは言うまでもありません。職務経歴書は求人企業が求めている情報をしっかりと盛り込むようにしてください。
4.まとめ
素晴らしい経歴があっても、求人企業の求めているものとマッチしていなくては、内定にはつながりません。また、どんなに求人企業の求めている実務経験やスキルがあったとしても、それをきちんと伝えられなくては、転職活動の上では、意味がないものになってしまいます。
そのためには、職務経歴書の書き方には注意が必要です。求人企業が求めている人物像を的確に把握し、それに合った業務経験やスキルを中心に組み立てていくようにしましょう。求人企業が求めているものを知るためには、自分でホームページなどを見て調べることはもちろん、転職支援サービスを活用することもオススメです。