採用面接での予期せぬ質問に対する回答
転職雑記 2018/7/17
パチンコホール企業の採用面接では、思いもよらぬ質問が出てくることがしばしばあります。
「あなたは夢を持っていますか?」「あなたの大切なものはなんですか?」という「まあ聞かれる可能性はあったかもしれない」と思えるものから、「親しい人の誕生日を覚えていますか?」などという、「なんでそんなことを聞くんだろう」と思うものまでさまざまです。
ちなみに、これらの質問は実際にパチンコホール企業の採用面接の場で聞かれたものです。
なぜ求人企業は、このような直接的にパチンコや仕事には関係ないような質問をするのでしょうか。
その意図を考えてみることで、面接をスムーズに進めることができるかもしれません。
1.求人企業が見ているポイント
求人企業は、採用面接という限られた時間の中で、目の前の転職希望者が「自分自身の成長に繋がる努力を行っているか」「最低限の礼儀やマナーは備わっているか」「仕事に対するモチベーションを高く保っているか」などを見極めようとしています。
つまり、転職希望者の人間性を確認しようとしているのです。
即戦力として働いてもらうために、転職希望者にパチンコ業界で働くための知識やスキルが備わっているかどうか見るのは当然です。
しかし、それらの知識や技術というのは、入社後に実践、研修やセミナーなどを通して学ぶことができるものでもあります。
そのため、今現在の知識やスキルよりも、精神的な部分を重要視しているパチンコホール企業が多いのです。
求人案内を見ていると「人柄を重視します」とうたっている求人企業も多いかと思います。
それも決して建前だけではなく、実際にスキルや経歴以上に人柄……素直さや柔軟性、誠実さといった部分を見ていることが多いのです。
2.何より重視しているのは「人間性」
求人企業が転職希望者の採用の可否を判断する上で最も重要視しているのが、「転職希望者の人物像」だということはお分かりいただけたと思います。
そこで、本題である「直接的にパチンコや仕事と関係のないような質問」との関係性を考えていきます。
冒頭でご紹介した質問ですが、一見何の関係のないような質問に見えますが、実はこのような質問から転職希望者の人間性をうかがっているところがあります。
質問に対する答えの内容を見ているということもありますが、それだけでなく、「急な出来事に対する対応力」を見ていることもあります。
人は、予期せぬ出来事が起こったときにこそ、素の表情が見えます。
事前に答えを用意しやすい質問ではなく、あえて外した質問をしてくるのは、転職希望者の素に近い顔を見たいと思っているからなのです。
また、「人とのコミュニケーション能力」を見ている部分もあります。
コミュニケーション能力が欠けている主任職の経験者が、転職先で引き続き主任として働く姿が想像できるでしょうか。
転職後は、基本的には理解者がまったくいない環境からのスタートになります。いかに早く環境に溶け込み、周りのスタッフの協力を得ることができるかが成功の鍵という場合も多くあります。
うまくコミュニケーションをとりながら既存スタッフや新しいパチンコホールに馴染むことが、円滑に仕事を進めていくために必要なことなのです。
3.短い時間で最大限のアピールを
パチンコに関する知識やスキルを持っていることで、必ずしも採用につながるわけではありません。
もちろん、面接で有利に働くことはありますが、本当に大切なのは、人間性や人柄です。
このような内面・精神面をうかがうために、求人企業は突飛に感じられる質問を面接ですることがあるでしょう。
しかし、予期せぬ質問を受けても、決して慌てる必要はありません。
このような意図があると理解した上でならば、どんな質問がきても、きちんと冷静に受け答えをすることができるはずです。
「面接という短い場で自分の魅力は伝えられない」と思わずに、「短い時間だからこそ、最大限のアピールをしていく」という心がけで面接に臨んでほしいと思います。
4.まとめ
パチンコ業界の採用面接では、時折突拍子もない質問をされることがあります。
その意図は、転職希望者の人柄を見たいというものです。
それを理解した上で、予想外の質問がきても決して慌てずに、冷静に受け答えできるようにしましょう。