内定を勝ち取るために転職希望者がすべきこと
転職雑記 2018/7/24
転職活動を行う転職希望者は、パチンコ業界での転職に限らず、一社に絞って活動する人はほとんどいません。多くの転職希望者が複数の求人企業の選考を受けています。もちろん、求人企業もそれを理解した上で転職希望者の書類選考や面接を行います。
しかし、より優秀な人財や自社の社風にふさわしいと思える転職希望者を採用するためには、他の求人企業よりも条件面や選考スピードで上回る必要があります。特に、自社が転職希望者にとって第一志望企業でなければ、第一志望の企業を上回るスピードで対応を行い、選考から内定、入社へと進んでもらうようにしなくてはいけません。
それでも第一志望への気持ちが大きければ、内定を辞退してしまうかもしれませんが、何もしないで待っているよりは行動を起こすことが大切です。
今回は、転職希望者が第一志望を覆した事例と、転職活動における転職希望者のあるべき姿勢について考えていきたいと思います。
1.どの求人企業よりも対応が早かった事例
数ヶ月前に大手チェーン企業で主任職を経験した転職希望者・Uさんの転職支援をしました。Uさんは、当時東北エリアで仕事をしておりましたが、関東エリアのパチンコホール企業を希望していました。現職を続けての活動ということもあり、休日しか関東に出てくることができず、なかなか転職活動は進んでいきませんでした。なので、求人企業も、「スケジュールが合えば面接を行う」というスタンスで進めていました。
しかし、あるパチンコホール企業は、書類選考の段階から「この転職希望者を採用したい」という明確な意志を持っており、一次面接ではUさんの面接可能な直近の日程に合わせる形で進めていきました。また、社長が行う二次面接では、社長自らが東北に出向いてUさんに会いに行きました。
Uさんはこの求人企業の他に第一志望の求人企業がありましたが、この企業のスピード感や社長の熱意に打たれた結果、Uさんはこのパチンコホール企業に入社しました。どの求人企業よりも早く内定をもらえたことも、入社の決め手になったようです。
2.思いの強さは結果に比例する
今回の事例は、求人企業の取り組みについてとなりますが、転職希望者の行動においても同じことがいえます。転職希望者の、転職における希望条件はいろいろあるとは思いますが、少しでも希望に近い求人があったら、視野を広げてエントリーシートを出してみるべきです。可能な限り多くの面接を受けて、面接に慣れたり、転職活動でしか出逢うことのできないいろいろな人の話を聞いたりするといいでしょう。
また、転職支援サイトの担当者とも密に連絡を取り合い、より多くの情報を得ることが転職活動を成功させる近道です。
現在の転職市場において、転職支援サイト利用者や一般応募者を含めて、たくさんの人が転職活動や就職活動を行っています。そのため、エントリーの遅れや連絡が遅れただけで他の転職希望者に先を越されてしまうことがあるのです。また、タッチの差で求人枠が埋まってしまうこともあるでしょう。次に同じような求人案内が出るのは、いつになるのかわかりません。転職希望者が転職活動を始めたときに出ている求人を見つけられたのは、タイミングです。そのチャンスを逃してしまうのはとてももったいないこと。自分の希望に少しでも合っている求人ならばなおさらです。
転職活動を絶対に成功させたいと思っているのならば、こまめに求人案内をチェックして、転職サイトの担当者とも頻繁にやり取りをして情報を集めるようにしましょう。そして、少しでも気になる求人があれば、すぐにエントリーしてみてください。面接をたくさんして損になることは一切ないですから、どんどん受けていくようにしましょう。
実り多い転職活動にするためには多くのライバルがいることを認識して活動することが大切です。
3.まとめ
優秀な人財を確保するため、求人企業はスピーディな選考や内定出し、社長自ら足を運んでの選考を行っています。転職希望者自身も同様で、志望する求人企業に対してはいち早いアプローチが必要になります。エントリーシートの提出から、面接日程の調整、諸連絡など、できるだけ素早く反応できるようにしましょう。
転職活動は就職活動のように周りの様子がまったく見えないかもしれませんが、実はあなたと同じように転職活動をしている人はたくさんいます。ライバルたちに差をつけるためにもスピード感のある行動を心がけましょう。