ポジティブな転職希望者は面接に有利!?
転職雑記 2018/9/4
パチンコ転職支援サービスには、毎月いろいろな人からの登録があります。それまでの経験や培ってきたスキル、経験役職、業務内容、希望条件、希望勤務地などもさまざまですし、転職に対してのスタンスもそれぞれです。たとえば、現実的に転職はまだ考えていないものの、少し興味があるので情報収集がてら登録した人や、いろんな業界を見てみたいと登録した人、もちろん、「絶対にパチンコ業界での転職を成功させたい」と思って登録した人など、抱えている気持ちや状況は人それぞれです。
パチンコ業界での転職を支援するものとして、登録いただいた全員に希望を聞き、その希望に沿った求人をご紹介するのが私たちの仕事です。とはいえ、転職に対して真剣に考えている人や前向きな人への支援は、いっそう力が入るものです。
1.ポジティブな転職希望者・Oさん
先日、店長職を5年間経験したOさんから転職相談がありました。Oさんは、新卒でパチンコ業界に加わり、店長業務はもちろんのこと、グランドオープン業務の経験もあり、順調な仕事ぶりがうかがえました。しかし、前職ではこれからのキャリプランが用意されておらず、また、同じように店長経験者が多いことから、より高い地位での仕事を求めて転職を考えているとのことでした。
Oさんについてとにかく驚いたことは、最初の面談のときから、こちらが圧倒されるくらいに明るく、前向きな考え方をする人で、“パチンコ業界での仕事”に対して強い思いを持っている人でした。
多くの転職希望者が、次の職場が決まってから退職の意思を伝えていることをお話すると、「パチンコホール企業に在籍しながら活動した方が、リスクが少ないのはわかっていますが、自分の性格上、だらだらして決断が鈍ってしまいそうなため、家族と相談して退職後の転職活動を選択しました」とのこと。「危機感や不安はありますが、集中してパチンコホール企業をみることができるので、退職して良かったです」とおっしゃっていました。
その後の質問に関しても、とにかくポジティブなものが多く、給与面やスタートの役職については一切触れずに、転職先のパチンコホール企業で取り組みたいことやチャレンジしたい仕事、今後のパチンコ業界への思いなど、終始前向きな発言が続きました。
こちらも、転職相談を受けていることを忘れるくらい熱くなり、面談を行いました。ご紹介したパチンコホール企業については、とりあえずすべて話を聞いてみるということになり、非常に高い意欲を持った転職希望者でした。
2.人柄の良さが成功の鍵
パチンコ業界へのさまざまな規制から、パチンコホールの役職者が担う業務内容にも年々変化が見られるようになりました。以前の店長経験者であれば、メンテナンスのスキルや店舗戦略面などの業務経験が求められてきましたが、現在、ほとんどのパチンコホール企業では「行動力」や「推進力」を求めているところが多いです。求人企業はこの部分を書類や面接で見極めている部分があるのです。
Oさんの人柄の良さは、キャリアアドバイザーが自信を持って紹介できるものだったため、実際の転職活動も、非常にいい流れとなりました。書類選考を通過して面接に進むことのできた求人企業も多く、結果的に数社から内定が出て、Oさんの希望条件により近い求人企業に入社することができました。
転職活動だけではなく、何事においても、この「ポジティブさ」というのは非常に大切なことであり、何をするにも大きな力になってくれます。どんなに困難なことが起こっても、立ち向かっていくことができるでしょう。
キャリアアドバイザーとしても、私自身、「自分自身がポジティブでいなくては、転職希望者に良いアドバイスはできない」と改めて思い直す出来事でした。
3.まとめ
転職支援サービスにはさまざまな人が相談にきます。その中でも、転職に対してやる気があって、ポジティブな人は比較的転職活動がスムーズにいく傾向があります。
「どうせ自分なんて……」「大したスキルも経歴もないし……」と嘆くよりも、少しでもコミュニケーション能力を磨いて、素敵な笑顔を見せられるように練習した方が面接がいい方向に向かいます。辛いときにこそ、ポジティブ思考を忘れないようにしましょう。