長文になりがちな職務経歴書への対処法
転職雑記 2018/10/23
パチンコ業界での転職活動において、職務経歴書は準備が必ず必要なものとなります。職務経歴書は自分自身を写す鏡であり、転職活動においては求人企業へアピールできる重要なアイテムとなります。
そのため、特に店長職以上経験者や、パチンコ経験店舗が多い人ほど記述内容が多くなりがちとなり、中にはA4用紙で5枚以上になる転職希望者も見られます。
しかし、職務経歴書は転職希望者が満足するためのもではなく、求人企業側が読んで「採用したい」と思えるものでなくてはなりません。それではどのような内容が相応しいものと言えるのでしょうか?
1.履歴書と職務経歴書
履歴書は出身や学歴、職歴などを時系列で記述したもので、写真も添えた個人の基本情報を伝えるためのもっとも一般的な書類です。
一方、職務経歴書は、これまでどのような仕事をしてきたか、どんなスキルを持っているのか、仕事の実績など、過去の自分のキャリアを自由形式で説明するもので、自己アピールするためのプレゼン資料の意味合いが強いのが特徴です、履歴書とは根本的に異なるため、転職活動の際は履歴書と職務経歴書をセットにして提出する場合が多いものです。
2.求人企業担当者はその場で初めて目を通します
転職支援サービスに問い合わせる人は30代の人が最も多く、在籍したパチンコ企業も2~3社の人が多く見られます。パチンコ業界で何十年も勤めている訳ではないので、文字数が多くなり過ぎた職務経歴書はあまり好まれるものではありません。
職務経歴書を見たときに、求人企業担当者が何を知りたいのかを考えてみて下さい。求人企業は「どんな経歴なのか」「どんな経験を積んでいるのか」を知りたいだけであり、過去の実績をできるだけ簡潔明瞭にまとめ、その場で読んでわかるものを提出して欲しいのです。
3.必要な項目をわかりやすく
基本的には、「在籍パチンコ企業」「在籍期間」「部署」「役職」「業務内容」「業績」をわかりやすく、箇条書きで記述することを心がけて下さい。間違えやすいのが、つい自分の意見や感想を書いてしまうパターンです。
職務経歴書は読書などの感想文ではありませんので、自分の気持ちを書くことはあまり意味がありませんし、面接担当者へのアピールとはなりません。またパチンコ店での成功事例や、業績を上げた事例をどうしても記述したくなりますが、文章におこすと軽く見られてしまうケースが多いため、このような内容に関しては面接の中で自己のプレゼンテーションとして話すことをお勧めします。
こうした内容で職務経歴書をまとめることで枚数は2枚程度で収まり、求人企業担当者も面接の中でポイントなる部分を読み返すことができるでしょう。さらに、内容をより明確にするためには数字の記述が必要となりますが、前パチンコ企業へできるだけ配慮を行った上での記載を心がけて下さい。
4.業務の内容や成果を分かりやすく
職務経歴書には過去に行った業務と内容、役職や役割、部署などを詳細に見やすく記入しましょう。
業務ごとに項目化し、最後に成果や結果などを記入すると、読む側から見るととても分かりやすい職務経歴書になります。書式は自由ですがネット上でダウンロードできるテンプレートを使用するのも一つの方法です。
5.求人企業へは何人も転職希望者がエントリーしています
現在の転職市場においては、1つの採用枠に対して何人もの転職希望者がエントリーしています。そのため求人企業担当者は、何人もの書類選考と面接を行いながら採用の合否を決めているのです。ライバルよりも良い印象を与え、求人企業の印象に残るためには、他の転職希望者とは一味違ったものを作る必要があるのです。
自分のキャリアと転職先が求めている人材や会社の方向性がマッチするというような内容の文章で、アピールを忘れないようにしましょう。「そこまで言うなら会ってみよう」とか「ぜひこの人に会って、職務経歴書に書かれていることを詳しく聞いてみたい」と思ってもらうことが最も重要になります。
転職を考えている人は、今一度、自分自身の職務経歴書を見直してみてはいかがでしょうか。