「出会い」で転職企業を選ぶ｜パチンコキャリア転職ニュース

転職希望者が求人企業を選ぶポイントとしては「年収が維持できる」「風通しの良い社風」「評価制度や給与体系は確立されている」「勤務地希望」など幾つも見られます。

転職希望者は、前企業を退職する理由を解消できる求人企業を選ぶことが成功の秘訣となりますが、転職活動を進める中では、様々な人との出会いから転職先を選ぶこともあります。

１．転職先の希望とは合致しない求人企業

20店舗程のパチンコ店を展開する企業で6年間勤務し、主任職を任されていた人から転職相談がありました。福利厚生や給与面には不満は無かったものの、店長を見据えたキャリアアップの難しい環境から転職を考えていました。

転職先を紹介するにあたり店長職を見込める求人企業を中心に企業を紹介し、面接も複数社受けている状況でした。そして、複数の求人企業から内定をもらう中、転職先として決めたのは、3店舗を展開し新規出店も数年間無い中小規模の企業でした。

２．求人企業担当者との出会い

この転職希望者が決めた理由は、「面接担当者と一緒に働きたい」と思えた面接内容であり、質問内容もやりたいことばかり聞かれたためでした。

転職理由や志望動機、前企業での経験など基本的なことを聞かれて終わる求人企業との面接が多い中で、そのパチンコ企業では、入社後に学んでみたいことや、取り組んでみたいことを聞かれ、さらに、その内容について「できる」「できない」ということまで踏み込んで回答してもらえていいました。

３．転職理由のトップは「人間関係」だが

多くの調査でも示されている通り、会社を辞める理由のトップが人間関係であることは周知の事実です。「キャリアアップ」や「将来の展望」など、組織上の不満も上位の理由にはあるのですが、もしそこで良い上司や職場の人間関係に恵まれていたらなら、それが「退職理由」に至らないのもなのです。

「この人の元で働きたい」「この仲間で一緒に」という気持ちがあれば、転職を考えることは少ないということです。

ここで見えてくるのが「従業員満足度」（ES）が高い企業です。

４．個性が尊重されている企業

従業員満足度の高い企業は、基本的に職場の雰囲気が良いのですが、そのベースとなるのが、社員それぞれの個性や考え方を尊重しているところです。

社員同士が互いの性格や趣味嗜好、考え方を理解し尊重し合うことで、気遣いや配慮が自然とできる職場になるのです。個性の尊重は、ダイバーシティが求められる時代において、とても大切なことです。

５．お互いに認めあえる組織

また、社員の優れたスキルや仕事の成果を、社員同士が素直に認め合える関係ができていることも、雰囲気が良い職場の特徴です。

自分の成功実績を上司や同僚から認められることで、正当な評価を得られていると感じられるでしょう。努力や成果が正当に認められる職場環境なら、社員は意欲的に仕事に取り組めます。

６．社員の年齢層にも注目

社員の年齢層にもその特徴が現れます。雰囲気が良い職場は働きやすいため、年齢が高めの社員も一定数在籍しています。

若手社員だけでなく、40代、50代の社員も生き生きと働いている会社なら、長く働ける職場環境が整っていると考えられます。

７．自分に合った求人企業に出合うためには

転職希望者が、「この人と一緒に働いてみたい」「この会社の中で働いてみたい」と思えるような担当者に出会うには、実際に面接してみなければわからないものです。

また、求人企業担当者もすべての転職希望者と意気投合する訳ではありません。転職希望者の熱意や方向性が求人企業と合わなければ、通常のような形で終わってしまう可能性の方が実際は多いでしょう。

現在、求人を出している企業には、何人もの転職希望者がエントリーし、何人もの面接を行っています。転職希望者の良い部分を知り、自社で活躍して欲しい所から面接を行っているのです。

そして面接には定型はありますが、決してそれが全てではなく、時には転職希望者の思いと面接担や企業文化が合致して、思いがけない面接の流れや場の空気が生まれ、転職先への道を開くこともあるのです。