「良い社風」を求める転職の問題点
パチンコ転職ポイント 2019/10/31
転職理由は「待遇や評価が満足できない」「キャリアアップが見込めない」「労働環境が良くない」「人間関係に悩んでいる」など、人によってさまざまなものがあります。
そうした中で近年は、「会社の社風になじめない」「社風の良いところで働きたい」という転職理由をよく耳にするようになりました。
社風とは、企業の理念や雰囲気そのものを指しており、経営者の考え方や働く社員によってつくり上げられるものです。
しかし、そうした「社風」を転職理由に挙げて求人企業を選ぶ際は慎重になる必要があります。
1.社風は外側からは分かりにくい
パチンコ転職支援サイトの問い合わせを通して「良い社風の企業を求めている」という人がいますが、そもそも「良い社風」とはどのようなものなのでしょうか。
転職活動の際に求人企業の社風を知ることができる場面は、「求人企業のスタッフとやり取りをする時」や「面接試験」などに限られます。
また、そうした際のスタッフや面接担当者の人柄や雰囲気が、その企業の社風を完全に表しているとは言えません。
パチンコ店舗で言えば、店舗の立地や規模、業績などによって雰囲気は大きく変わってきます。
また、店長の人柄やマネジメントによっても職場の雰囲気は異なり、店長が交代することで簡単に変わってしまうことも珍しくありません。
つまり、目に見える部分だけで社風を判断してしまうと、入社後に配属された職場でギャップを感じるなど、誤解や後悔につながりかねないので注意しましょう。
2.「変わるもの」と「変わらないもの」
パチンコ業界に限ったことではありませんが、企業や職場には「変わるもの」と「変わらないもの」があります。
社風はコロコロと変わるものではない一方、支店や職場によって必ずしも一定であるとは言えず、「変わるもの」「変わりやすいもの」だということを理解しておくようにしましょう。
待遇面も、企業の業績によっては変わりやすいものだと言うことができます。
逆に、地域性などは「変わらないもの」と言ってもいいでしょう。その地方の人の気質、地域性などは短期間で変わることはありません。
なので、転職の際には「変わるもの」「変わりやすいもの」よりも「変わらないもの」を重視して企業を見極めると、入社後のギャップが生まれにくくなります。
もし、社風や職場の雰囲気を肌で感じたい場合は、実際に店舗へ足を運んでみるといいでしょう。さまざまな曜日、時間帯にのぞいてみれば、面接などでは分からない部分を知ることができるはずです。
3.まとめ
近年のパチンコ業界は、さまざまな規制による変化も多く、社風や企業方針も場合によっては方向転換を余儀なくされる場合があるでしょう。
そうした中で、社風や職場の雰囲気といった変わりやすいものを第一に求めて転職活動をしている場合は、いま一度考え直してみることも必要になります。