退職してしまう人に見られる4つの特徴
転職雑記 2019/11/14
役職者や店長になると、部下やスタッフのマネジメントも大事な仕事のひとつになります。特に繁忙期を前にして急に退職者が出たり、休みがちになるスタッフがいると、職場全体の士気にもかかわる大きな問題になるでしょう。
ただし、辞める人からはそれとなく前兆や雰囲気を感じることができるものです。それに気付かず、自分の仕事で汲々としていたり、相手から信頼を得られていない状態で「良い関係を築けている」と自信過剰になってしまうと、辞める人の前兆を見逃してしまうことになりかねません。
ここでは、「辞める人」にはどんな前兆があるのかを見ていきましょう。
1.前兆その1:人付き合いが悪くなる
それまでは昼食を一緒に食べに行っていた人とも別行動をするようになったり、退社後の飲み会にも参加しなくなったりします。
その場合、辞めることを決意したので、無理をして同僚と付き合うことはないと考えるようになった可能性があります。
2.前兆その2:愚痴や不満を言わなくなる
一般的には心が前向きになると愚痴や不満を言わなくなりますが、実際には、辞める人の前兆でもあります。
愚痴や不満を言うのは「相手に変わって欲しい」「状況を変えたい」と本気で向き合っている証拠です。一方で、そういったことを言わなくなるのは、完全に諦めてしまい、心が離れてしまった場合もあると言えます。
3.前兆その3:遅刻や早退が増える
「体調が悪い」「家族にトラブルが起きた」「電車が遅れている」など、遅刻や早退の理由が起こりえることであっても、すでに気持ちが離れていることが本当の原因の場合があります。または、日常的に大きなストレスを抱えていることも多く、注意が必要です。
4.前兆その4:周りの人と仕事を共有する
特に、その人がひとりで担当していた仕事について周りの人にコツを教えたり、一緒に取り組んだりするのは、自分が辞めても他の人がスムーズにフォローできるようにしているという可能性もあります。
5.まとめ
退職を考えている人の特徴としては「会議での発言が少なくなるなど、明らかに前向きさが消える」「新しい仕事を担当することを渋る」など、分かりやすい兆候もあれば、なかなか気づかないものもあります。
退職や転職は誰にとっても大きな出来事であり、よく考えてから行動に起こすものです。なので、「辞めます」と切り出されてから慌てて引き止めても、相手が翻意する可能性は低いでしょう。
ネガティブな理由で退職者が出ることは、役職者のマネジメント能力を問われる事態とも言えるので、普段から密にコミュニケーションを取り、相手に変わったところはないかをしっかり見ておくことが何よりも大切になります。