ホール内でNG、ハンドルの固定
パチンコのユルイ雑学 2020/5/14
新型コロナ感染症の中、パチンコホールでは消毒が入念に行われています。毎回の消毒は大変ですが、手が触れるハンドルを含め、遊技台ごとにこまめに行われているところも見かけます。
ところで、このハンドルは長時間握っているとそれなりに疲れます。そこでやってしまいがちなのが「ハンドルの固定」。ハンドルの可動部分の隙間などに“モノ”を挟んで止めるパターンが多いようですが、これは立派な「違法行為」です。
お店の人に見つかれば注意を受けることでしょう。
ハンドルを固定するモノには色々なものがあるようですが、そのモノのことを「かいもの」と言います。昭和の頃は業者の間ではけっこう使われていた言葉ですが、平成に入ると廃れたようで、今ではWebなどの用語集ですら掲載されているのを見かけなくなりました。
漢字で書くと“支い物”。「買い物」ではありません。
元々は建築方面の言葉で、「2つの部材の間に挟んで、隙間の幅を調節したりするための木材」を指すのだそうです。「枕」と言ったり、「支物」とも書きます。
ちなみに、「なぜハンドル固定がダメなのか?」を説明するととても長くなるのですが、要約すると、風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則)第八条(著しく射幸心をそそるおそれのある遊技機の基準 ※)の十一にある、
※設置してはいけない遊技機の基準「客が直接操作していないにもかかわらず遊技球を発射させることができる遊技機であること、遊技盤上の遊技球の位置を客の技量にかかわらず調整することができない遊技機であること~」(一部抜粋)
に触れえるから。「ハンドルを持ってないのに玉が出る台を設置してはいけません」ということです。
遊技の解釈は、ハンドル操作が要求されるので、ここを固定するとNGになってしまうのです。
パチンコの大前提は「遊技」であって「ギャンブル(賭博)」ではないですから、固定ハンドルを容認するとことは、賭博行為に近づくと解釈するということですね。
固定ハンドルで遊技をするお客様は注意を受けるか最悪の場合退店や出禁になることもありますので注意が必要です。