面接でのアイスブレイク
パチンコ面接ポイント 2024/6/25
面接や会議などの場で、本題とは関係のない雑談になる時があります。
これを「アイスブレイク」と言い、堅くなりがちな場所を和ませ、参加者の緊張感をほぐすのに有効なコミュニケーション手法です。
ただし、面接におけるアイスブレイクは単なる雑談の時間ではありません。
アイスブレイクでも面接官には意図や見ているポイントがあるのです。
今回は、自分をアピールする絶好の機会「アイスブレイク」についてお伝えします。
1.アイスブレイクは重要なチャンス
アイスブレイクは、面接や面談、会議やミーティングなど初対面の人が集まる場で、緊張した雰囲気を和らげるために用いられるちょっとした雑談などのことを言います。
アイスブレイクではリラックスした状態で本題に入りやすくなると同時に、面接官に自分の人間性や性格、コミュニケーション力をアピールできる重要な機会にもなります。
2.面接官との距離を図る
アイスブレイクでは、面接官との距離感を掴むようにしたいところです。
面接官は堅く真面目な人もいれば、フランクに接してくれる人もいます。
アイスブレイクによって面接官の懐に飛び込んでいい雰囲気なのか、距離をとって話す方がいいのか、掴んだ距離感に応じて、その後の面接で「自分の出し方」を変えていきます。
面接官のタイプと距離感を見極め、どこまで自分を出して良いかを考えるのも、アイスブレイクの大事なポイントなのです。
3.アイスブレイクでよくある話題
面接官がアイスブレイクでする主な質問や話題について見ていきましょう。
しっかりコミュニケーションするようにしてください。
・天気
晴れの日であれば「今日は良い天気ですね」。雨の日なら「足下の悪い中、ありがとうございます」など、アイスブレイクで面接官がよく言うフレーズです。
単純に「はい」と答えてしまいがちですが、「はい」以外に一言プラスの言葉を付け加えるようにしたいところです。
深く考える必要はありませんが、さりげない一言でコミュニケーション能力の高さをアピールしておきましょう。
・移動手段
電車などの移動経路についてもよく聞かれます。
「遠かったでしょう」「ここまで迷いませんでしたか?」などです。
ここでも、「アクセスマップのおかげで迷わずに来れました」など、プラスの一言を添えるのが良いでしょう。
・趣味
面接におけるアイスブレイクで多いのが趣味の質問です。
「お休みはどんなことをしていますか?」やダイレクトに「スポーツや趣味は何をしていますか?」のようなパターンもあります。
ここで「特にありません」「休日は寝てばかりです」ではマイナス印象になりがちですから、やはり趣味や気になっていることを話す方が良いでしょう。
特に趣味がないという人も、自分の好きなことを書き出したり、休日の過ごし方を思い出してみてください。
・面接官と求職者の共通点
面接官と求職者に共通点がある場合、アイスブレイクの話題になることがあります。
たとえば出身地や経験したスポーツ、趣味が同じなど、履歴書の中から共通点を見つけて話題になります。
自分から話題を程よく広げることも意識しましょう。
4.アイスブレイクの注意点
①砕け過ぎてしまう
リラックスし過ぎるのいけません。どこまで自分を出すかのバランスが大切です。
緊張感が薄れて余計な一言を言ってしまったりするものです。
アイスブレイクでも適度な緊張感を保って話すようにしてください。
②長時間を費やしてしまう
アイスブレイクでは話しすぎてしまう場合があります。
面接で大事なことをアピールしきれずに終わってしまっては意味がありません。
アイスブレイクは適度な時間で終わらせることを意識しましょう。
③個人の思想信条に関わる話はしない
面接官がこれらの話題にすることは採用ルールで禁止されています。
ですので自分から政治や宗教に関する話題は避けてください。
万一、その話題になってしまった時は、特定の思想や考えを批判してはいけません。
特にニュースの話題が出た時などは注意が必要です。
④ネガティブなイメージのある趣味は避ける
ギャンブルやお酒等は、面接の場で趣味として答えるのは望ましくありません。
趣味は個人の自由ですが、面接官の印象を考えてみましょう。
自分がどういう人間に見られるかを考えて答えることが大切です。
5.アイスブレイクは合否に影響する?
転職面接において、一般的なアイスブレイクの内容であれば、合否に直結するということはまずないでしょう。
ただ、面接官は「応募者がどんな人間なのか」を知りたいと思っています。
その意味では、最後の判断になった時に、アイスブレイクの内容が合否に影響してくる場合があるかもしれません。
大切なことは人柄や資質、そしてコミュニケーション能力を見せることです。
アイスブレイクでは「緊張をほぐしてくれているのだ」と気を緩めるのではなく、アイスブレイクの時間も有効活用してアピールしてください。
【参照URL】
https://www.hrpro.co.jp/series_detail.php?t_no=3000