仕事に不満を感じた時に行うべきことは?
転職雑記 2024/8/20
転職を考える時は何らかの不満や不安を感じています。
しかし、いきなりその解消に向かって行動してしまうと、新しい会社とのミスマッチや仕事先が決まらないなど転職失敗の元にもなります。
今回は仕事に不満や不安を感じた場合の対処法や、仕事を辞める前に考えておきたいリスクなどについて確認したいと思います。
1.一般的な仕事の不満
厚生労働省が発表している令和4年の「雇用動向調査」によると、前職を辞めた理由は「その他の個人的理由(出向等を含む)」「定年・契約期間の満了」を除くと、男女とも「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」が最も多く多い理由でした(男性9.1%、女性10.8%)。
次いで「給料」「人間関係」や「会社の将来」が上位の退職理由となっています。
2.自身の不満や不安を直視しよう
不満や不安は誰もが持っているものです。会社や仕事に不満があっても、けっしてそれをネガティブにとらえる必要はありません。
まず不満があることを否定せず、直視することが重要になります。なぜなら不満や不安は、自らの理想を実現する強い衝動・意欲の元にもなるからです。
3.不満を書き出してみる
まず、不満や不安の原因や理由をノートの書き出してみましょう。
また、各理由について、それらに対応する自らの理想を具体的に書き出します。
ありのままに自分の気持ちに書き出すことが大切です。
これによって整理がつき、精神状態を変えることができるようになるはずです。
4.退職のリスクを考える
仕事に不満が生じた時、次の職場を見つける前に勢いで退職してしまうのは適切とはいえません。
まず、仕事を辞める前に退職のリスクを考えてみましょう。
①収入が不安定になるリスク
転職活動には交通費など意外にお金がかかります。
次の会社で給与が支給されるまで収入が途絶えてしまうので、貯金を切り崩さなければならない場合もあるでしょう。
雇用保険の基本手当(失業手当)もありますが、不満が原因で退職する場合に多くは「自己都合」となるため、給付までに一定の期間を要するので注意が必要です。
②転職を繰り返すリスク
不満解消のために転職しても、次の職場で同じ不満が発生するかもしれません。
短い期間に転職を繰り返してしまうと、キャリア構築に支障をきたしたり、採用担当者から定着性に不安を持たれたりするリスクもあります。
③空白期間のリスク
転職先を見つける前に退職してしまうと、次の会社に入社するまでの期間が空白となります。
すなわち無職の期間が長いということは「仕事のブランク期間が長い」ということで、転職が不利になることもあります。
パチンコ店の場合、「前職の経験スキルを変わらず評価される期間は約1年」で、それ以上のブランクは【即戦力】として評価されないケースも。
要は採用時の条件提示に影響してきます。
5.社会人としての姿勢を保つ
企業や同僚と良好な関係を保っておくことも重要です。
不満があっての退職であっても、適切な手続きを行うようにしましょう。
いきなり行動すると、同僚に迷惑をかけてしまうことにもなり、円満退職の実現が難しくなってしまいます。
不満は誰でも持っているものです。それらの要素をしっかり分析して、解決の手段を考えることは今後の仕事や人生を充実させるためにとても重要なことでもあります。