転職理由と志望動機の一貫性
パチンコ面接ポイント 2024/10/8
転職活動で苦戦する理由の一つに、「転職理由と志望動機に一貫性がない」というものがあります。
人事担当者にとっては、転職理由と志望動機に矛盾があったり、つながりが薄かったりすると「何で、うちの会社なんだろう?」とか「うちの会社には合わないのではないか?」など、本人にとってプラスにならない、と判断されることが多くあります。
今回は、『転職理由と志望動機に一貫性』の必要性について確認していきたいと思います。
1.転職理由や志望毒機を聞かれる理由
転職理由と志望動機は、どちらも採用面接ではよく聞かれる質問です。
採用する側としては、『すぐ辞めてしまわないか』『現場とマッチできる人物か』や『条件面だけで当社を選んではいないか』などといった懸念点がありますから、面接官は質問を通じてその人の価値観や考え方、自社の社風や事業の方向性に合うかなどを確認し、入社して定着できる人材かどうかを見極めようとします。
こうしたことから、転職理由や志望動機を確認されてきます。
2.転職理由と志望動機の違い
転職理由と志望動機、それぞれの定義について確認してみましょう。
転職理由:現職を辞めた、あるいは前職を辞めた理由。新しい会社で働こうと思った理由。
志望動機:この会社を選んだ理由。働きたい理由。
■一貫性が無いパターン
採用担当者は、応募者が前職を辞めた理由と志望動機の整合性を求めます。
しかし、「転職理由はネガティブだったのに志望動機はとてもポジティブ」「転職動機と行動が一致していない」といった説明では、面接官は違和感を覚えるでしょう。
また、前職で年収や待遇など条件面に不満があって辞めた場合、本当の転職理由を言いづらいため、抽象的な表現になりがちです。
そうなると面接官にも理由が見えづらくなり不信感を持たれます。
あるいは、転職理由が生活や仕事での希望の実現の場合、面接企業で実現可能かどうかについて、具体的でポジティブな回答が出来なければ、良い印象を残せません。
3.転職理由と志望動機に一貫性を持たせるには?
では、転職理由と志望動機に一貫性を持たせるには、どうしたら良いでしょうか。
その方法として、以下の3ステップに分けて考えると良いでしょう。
①転職理由を明確化する(優先順をつける)
②転職で実現したいこと整理する
③応募企業で希望を実現できるかを考える(志望動機)
■転職理由を明確化する(優先順をつける)
まず、「転職を考えた理由」「今の会社を退職したい理由」など、転職する理由を書き出してください。
基本になることですので、正直に書いてみましょう。
具体的にいくつかを挙げたら、さらに優先順位を決めます。何が一番高いのかを決めておくことも大切です。
■転職で実現したいこと整理する
次に、転職によって何を実現したいのかを考えます。
最優先に実現したいことを軸に、「新しい会社では本当に実現できるのか」という視点で具体的な内容を検討します。
面接先の会社の事業や組織、社風などを基に具体的な方法を考えてください。
■応募企業で希望を実現できるか(志望動機)
応募先の企業に対して具体的な説明が必要です。
そのため『面接を受ける会社でどのように希望を叶えることができるのか』という視点で志望動機を考えます。
これを面接などでしっかり説明できれば、選考通過の可能性は大きくなるでしょう。
このように、3つのステップで考えていくと無理なく、転職理由・志望動機に一貫性を持たせられるはずです。
4.一般論に陥らない
転職理由からダイレクトに考えた志望動機は、一般論になりやすいので注意が必要です。
転職理由から具体的な実現プランを考え、プラスアルファで面接先企業の選択理由を伝えられれば、面接官の納得度も高められます。
また、理由がネガティブな場合はその要素をそのまま伝えるのではなく、反省点や改善のための具体的なプランも添えて、ポジティブ変換することもポイントです。