雑談面接のポイント
パチンコ面接ポイント 2025/2/11
近年、雑談形式の面接方法を取る企業が増えてきています。
通常の面接よりもフランクな形で進められるため、つい気を許しがちですが、実はしっかりチェックポイントがあるので油断は禁物です。
1.雑談形式の面接とは
最近、フランクな雰囲気の中、雑談のような会話で面接を進める企業が増えています。
基本的には提出した履歴書や職務経歴書の内容に沿って話が進められますが、その中で履歴書などの内容とはまったく関係ないことが質問され、雑談のような内容となります。
一種のアイスブレイクのようにもとれますが、油断をしてはいけません。
雑談のようでも面接であることに変わらないので、しっかりと中身のある答えを返すことが求められます。
2.採用担当者のチェックポイント
フランクな雰囲気の中で、面接官は一体何をチェックしているのでしょうか。
事前にチェックポイントを押さえておくことで、失敗の回避につながります。
①臨機応変な対応ができるか
雑談面接の重要なポイントは臨機応変な対応力。相手に合わせた会話ができることは重要なポイントです。
いわゆる、アドリブ力がチェックされていると言っても良いでしょう。
つい自分ばかりが話してしまったり、相手の話に相槌を打つだけになったりせず、テンポよく会話することが大切です。
②コミュニケーション能力があるか
コミュニケーション能力を見極めるのも雑談面接を行う理由です。
コミュニケーションは社会人として必要不可欠なスキルで、こうした点がチェックされるのも雑談面接の特徴といえるでしょう。
③素の部分を見る
雑談面接は、応募者の素の部分を見るという目的もあります。
対策を立てにくい雑談面接では、日頃の話し方や考えがつい出てしまうことが多くあるでしょう。
そうした仕草や言葉使い、回答の中から面接希望者の人柄を見極めようとしているのです。
3.雑談形式の面接で聞かれる質問内容
雑談面接で聞かれる質問内容は多岐にわたります。用意していた答えでは、対応しきれないケースが多いでしょう。とはいえ、比較的聞かれやすい内容について知っておくことも対策のひとつです。
・ 例1:転職活動は大変でしょう?
転職に関する質問ですが、大変さをねぎらっているわけではありません。
転職についてどのように考え、取り組んでいるかを知るための質問です。
こうした質問には、正直に現状を答えたうえで自分の考えを伝えるようにしましょう。
できるかぎりポジティブに答えるのがポイントです。
・例2:この面接会場までどうやってきましたか?
比較的よく聞かれる質問ですが、答え方によっては会話が続かなくなる質問ですので、対策しておきたいところです。
単純に「歩いてきました」「電車できました」と交通手段のみを答えるのは、そこからの広がりが難しくなりがちです。
例えば、「○〇線の〇〇駅から、〇〇線の〇〇駅に来ました」「バスで〇〇から乗り、〇〇で下車してきました」など、具体的な経路を説明するとよいでしょう。
こうした回答であれば、通勤時間を伝えることもでき、相手にも新たな質問をする糸口を与えることができます。
・例3:休日は何をして過ごしていますか?
こうした質問は、答えによってさらに突っ込んだ内容を聞かれることを想定して回答するとよいでしょう。
正直に答えることも大切ですが、できれば企業にとってメリットがあると感じられる回答ができると好評価になります。
転職希望先の事業内容に近い回答にするのがベターです。
・例4:うちは第何希望ですか?
フランクな雰囲気の中で聞かれると、困惑して言葉に詰まってしまう人も多いのではないでしょうか。
こうした質問には、具体的な数字を出して答えることは避けましょう。
また、素直に答えたり、競合他社の名前を出したりすることも避けるべきです。
志望動機を織り交ぜながら該当企業に興味関心を示していることをアピールする回答が理想です。
4.雑談面接対策のポイント
①素を出しすぎない
雑談形式の面接で失敗するパターンの多くは、気を抜きすぎたことによって素が丸見えになってしまったことです。
いくらフランクな雰囲気であっても、面接であることを忘れてはいけません。
相手がどこまで崩してきても、こちらは敬意を評した言葉使いを心がけるようにしましょう。
②アピールポイントを決めておく
雑談面接では、会話があちらこちらに飛ぶことが多くあります。
相手に話をあわせるだけの会話をしているとアピールすることができずに終わることが多くなりがちです。
どんな話題になっても、アピールできそうな話題であれば積極的に自分の強みを伝える姿勢を見せることも大切です。
③時事問題もチェック
雑談面接では時事問題について質問されることがあります。
この質問では、時事問題の内容よりも、その問題について自分なりの意見をしっかりと持って伝えることが重要となります。
5.雑談面接はしっかり対策して臨む
雑談形式の面接は、対策をする方法がないと考える人もいるでしょう。
確かに、何を聞かれるかわからないため、答えを用意しておくことは難しいといえます。
とはいえ、質問や時事問題への対策などを行うことで、しっかりとした自分の意見を整えることは雑談面接の対策となります。
雑談形式でも、相手への敬意や話す内容を意識して面接に臨むようにしましょう。