万全な事前準備で内定を勝ち取る
転職雑記 2017/1/17
パチンコキャリアに登録したKさん。登録前から既に数社の求人企業の面接を受け、転職活動を開始していました。しかし、思うように内定が出ず、ひとりで転職活動をしていくことに対して行き詰まり、相談の意味も含めてパチンコキャリアに登録したそうです。
Kさんの第一印象は、「人あたりの良い好青年」といったものでした。役職は主任。明るくハキハキとしており、順調にパチンコ業界でのキャリアを積んでいることも分かりました。そのため最初は、「なぜKさんが求人企業の面接に落ちてしまうのか?」ということについて、まったく検討がつきませんでした。
しかし、求人企業をKさんに紹介するため、書類の準備をしているときに、明らかな懸念点部分が2つ見つかったのです。
1.Kさんが見落としていたこと
懸念点はKさんの経歴やスキルの部分ではなく、事前準備にありました。
1つめは、履歴書です。書面の内容には特に大きな問題があったわけではありません。問題があったのは、証明写真です。証明写真のKさんは、スーツを着用しておらず、私服姿でした。
求人企業の面接担当者からすれば、「当たり前のことができていない人=一般常識がない人」という判断になってしまいかねません。どんなに人柄が優れていても、経験やスキルがあっても、パッと目に入る証明写真で「この人はダメだ」となってしまえば、その時点でアウトなのです。
2つめの問題は、職務経歴書にありました。今回が初めての転職だったKさんは、職務経歴書の必要性を感じておらず、求人企業に提出していなかったのです。履歴書と同様に、求人企業の面接担当者からしてみれば、「当たり前のことができていない」と、書類を提出した段階で判断されてしまいます。
求人企業の提出する履歴書や職務経験書から、Kさんのそれまでの不採用続きはこのあたりに理由があるのだろうと感じました。
そこで、証明写真を撮り直し、職務経歴書を一緒になって作成したところ、内定率はみるみる上昇しました。今は、その内の1社に転職し、日々店長を目指しながら、主任として頑張っているそうです。
2.事前準備の必要性
事前準備にそこまで時間をかける必要がないと思っている方もいるかもしれません。パチンコ業界におけるスキルや経験に比べたら、面接担当者にとって取るに足らないものだろうと。
しかし、そんなことはありません。どんなに立派な経歴や自慢できるスキルを持っていても、相手に伝えられなければ、転職においてはまったく意味がないのです。
特にパチンコホールでのキャリアがある人に関しては、職務経歴書は非常に重要です。これまでにパチンコ業界で培ってきたスキルや経験を一番伝えることができるのは職務経歴書だからです。
職務経歴書は、実際の業務をしていることを伝える大きなチャンスの場になります。同じパチンコ業界であっても企業が変われば、業務も異なってきます。そのため、一言「主任」といっても、「どのようなスキルがあるのか?」「どのような経験を積んできたのか?」を分かりやすくアピールすることは大切です。
一次面接は、直接担当者と会って話をするため、身だしなみなどの外見から、経歴・スキルや人柄などの内面までを求人企業の採用担当者にアピールすることができます。
しかし、二次面接、三次面接と進んでいくと、一次面接で顔を合わせた採用担当者の上司が参加することが多く、事前に履歴書や職務経験書を確認していることがほとんどです。そのため、面接をする前に他の選考中の人と比較をして、優劣を付けていることもあるのです。職務経歴書の内容が薄かったり、履歴書に不備があったりするのは言語道断。面接前にチャンスをみすみす逃してしまっているといえるでしょう。
パチンコ業界における主任としてのスキルや経験は数週間ではどうにもなりませんが、事前準備に関しては数週間あれば十分に用意できると考えるようにしましょう。
3.まとめ
証明写真の撮り方や職務経歴書の作成は、「知っていて当たり前」と思うことかもしれません。しかし、それまで知る機会がなかった人にしてみれば、「知る必要性」にすら気付かないということもあるでしょう。
第三者に話を聞いてもらったり、客観的な意見をもらったりすることで、新しい気付きがあるでしょう。転職のプロである転職支援サービスをうまく活用することも転職成功の秘訣のひとつです。些細なことでも構いませんので、何かお困りのことがございましたら、いつでも相談に来てください。