情報の精査、事前の準備が転職成功の秘訣
転職雑記 2017/2/7
Kさんは、「今働いているところではキャリアアップが見込めない」と感じて、パチンコキャリア転職に登録し転職活動を始めました。転職動機は「次のステージに上がって主任から店長になりたい」「パチンコ業界でのスキルを磨きたい」というもの。Kさんは、私たちパチンコキャリア転職の求人紹介の他に、以前から交流のあった知り合いの営業マンからも、多数の求人を紹介してもらっていました。
結果的にKさんは給与の高さを決め手として、知り合いから紹介されたパチンコホール企業に転職されたのでした。
1.転職先の事実
無事に入社をして、新しい職場で頑張ろうと息込んでいたところで、思ってもみなかったことが起こりました。働き始めた矢先、転職活動時に説明されていたものとはまったく異なる勤務条件を言い渡されてしまったのです。
入社前は、月に8日間休みが取れるという話だったのにもかかわらず、実際入社してみると、休みはなんと月に2日間だけ。入社前と後で違う条件を言われたことにも驚いたそうですが、休みがほとんど取れないという企業体制にKさんは「長くは働けない」と思い、この企業にいたら身体を壊してしまう、潰れてしまう……そんな考えが強くなっていき早期退職を決めました。
そうして再び私たちの元に連絡があり、再度転職活動を始めたのです。
2.Kさんの再スタート
私は、改めてKさんの転職に関する希望条件を詳しく聞き、本人が求めるパチンコホール企業像を明確にしていきました。
さらに、確認すべきことがもう一点。それは、今回の転職活動が失敗してしまった理由です。原因を明らかにして、同じ失敗を繰り返さないようにしなくてはいけません。
Kさんと事細かに情報を共有し、「なぜ、うまくいかなかったのか」を一緒に考えました。そして、そこで出た結論は……「1社1社の企業情報を細かく確認することをせず、“給与が高い”という部分だけを見て判断したから」です。
求人企業は当然、会社の良いところを伝えるよう心掛けています。自分にとって都合の良い情報見るばかりで、客観的な事実や社風を見つけよう、探そうとしないと後々後悔することになりかねません。注意深く情報を深く掘り下げていくようにしましょう。
3.事前準備の大切さ
同じ失敗をしないためにも今回の転職活動では、しっかりと情報収集をすることを決めました。
求人企業の面接を受ける前に、必ず細かな企業情報を把握しました。求人企業のHPを確認し、企業理念や成り立ちなどを見て、求人企業のことを理解するよう努めました。転職後のイメージをより明確にするために店舗見学に行きました。
求人企業のHPや店舗見学をしても求人企業について気になることがあった場合は、実際に中途入社をして、キャリアアップした在職中の主任と話す場を設けました。現場の生の声や今後一緒に働く可能性のある仲間と話すことで、Kさんのイメージはさらに明確になったと言います。
入社前に、求人企業の細かな部分を見て、現場の声も直接聞けたことで、求人企業に対する不安や不信感が払拭されていきました。結果、Kさんの中で本当に転職をしたいと思うパチンコホール企業と出会うことができ、無事に入社となったのです。
Kさんが転職して1年以上が経過します。Kさんに現在の様子を尋ねると、「現場はとても大変ですが、日々充実しており非常にやりがいを感じています」と言っていました。しっかりと転職前に求人企業の情報を調べたことで、「安心して働けて、自身の成長、会社の成長を実感している」とも、Kさんは仰っていました。また、もうすぐ主任から副店長への昇進試験があるそうです。今のパチンコホール企業で一つでも職位をあげるよう、とても頑張っています。
4.まとめ
転職先を決める時に大切なのは、「情報収集」です。求人企業は当然、良いところを前面に出しますから、そればかり見ていると転職の失敗に繋がります。
そのため、分からないことや不安なことはしっかりと自分でリストアップし、調べたり実際に話を聞いたりするようにしましょう。納得のいく転職にするためには、そういった努力は欠かせないのです。