求人企業への質問力が内定への鍵
転職雑記 2016/9/27
転職活動を行うにあたり、求人企業との面接は避けては通れない道です。選考回数や面接に関わる担当者のポジション、数は求人企業により違いはあるものの、おおまかな流れは大体どの企業も同じものとなっています。 まずはそれまでに勤めていた前前パチンコ企業の退職理由から始まり、求人企業への志望動機、自己アピールと進み、面接の最後は質問タイムとなります。
実はこの質問タイムは結構重要なもので、ここで上手くできなかった……となってしまう転職希望者も結構いるのです。また、質問タイムで今までの流れを遮ってしまう質問を行う方も多く、中には質問がないと伝える人もいます。無理に質問をする必要はありませんが、質問がないと「熱意があまりないのかな」と面接官に感じさせてしまう恐れもあるので要注意です。事前に質問をいくつか用意しておくことに越したことはありません。今回は効果的な質問事例をまとめてみたいと思います。
1.パチンコ企業へ広い質問から掘り下げていく
ネットで調べたり、転職支援企業から得た情報を元に質問を用意したりしても、その時の雰囲気や流れにより、準備したものを聞けないケースがよく見られます。考えてきた質問ができなくなってしまうと、焦って意味のない質問をしてしまったり、「質問はありません」と答えてしまったり……ということもあるのです。
質問は、最初に広い意味のものを投げて、そこから得た答えを掘り下げていく形が基本となります。最初は、「どんな社風なのか」「パチンコホール内の雰囲気はどんなものか」などの質問が良いでしょう。そこからパチンコホールでの具体事例の話に持っていくように質問をして、求人企業への興味の高さを伝えられるようにしましょう。積極性を持って質問に臨めば、初めは固い面接の雰囲気も段々と柔らかく、話しやすいものになっていきます。自分が一番話しやすく、アピールしやすい空気感が作れるようにできるといいですね。
2.プロセスについて聞く
今現在起きている現象に対して質問をするのではなく、プロセスについて質問をすると、会話が深い内容になっていきます。「〇〇県でパチンコホールを出店する理由」「主任職になるためにクリアするべき業務内容」などについて質問すると、自分自身の勤めるパチンコ企業と類似した事例も多くなり、話が盛り上がっていきます。
求人情報で確認できる内容ではなく、プロセスを聞くことで、より深く転職者の熱意が伝えられるものとなるでしょう。そこで上手くいけば、面接担当者にとって印象的な人物となり得るのです。
3.パチンコ企業での苦労話や成功体験を聞く
面接が進み、担当者とのコミュニケーションが円滑に取れるようになった段階になれば、それまでとはまた違った角度から質問を切り込んでいくのも良いでしょう。そのひとつとして、面接担当者のことについて質問するという方法があります。あまりに距離感を図れていない質問はNGですが、上手くいけばこの方法で会話が膨らみ、面接の雰囲気が良くなっていくこともあります。
「面接担当者の求人企業への志望動機」「面接担当者の仕事での成功事例」などについて質問することができれば、転職希望者が入社後のイメージを抱きやすくなるのはもちろんのこと、面接担当者への印象付けも改めてできるでしょう。他の転職希望者とは違った印象を持たれることになり、内定へと近付く可能性もあるのです。
4.まとめ
求人企業の面接担当者は、何人もの転職希望者と面接を行い、自社のパチンコホール店舗で活躍できると思える人に内定を出しています。面接の場で、少しでも他の転職希望者と違った印象を与えるためには、転職理由や求人企業への志望動機だけでなく、最後の質問タイムまで気を抜かず取り組んで欲しいと思います。
まず広い質問から投げ、そこから得た答えを掘り下げていくということを基本にし、徐々に具体的な質問にしていくようにしましょう。また、求人情報で確認できるような質問は聞かず、そこには載っていない「やり方」や「プロセス」といったものに対して質問していくようにすると、面接担当官にも求人企業への熱意が伝わるはずです。段階を踏んで面接担当者とのコミュニケーションが円滑に取れるようになれば、担当官の失敗談や成功体験を聞くのも良いでしょう。
質問タイムを自己PRの場として捉え、有意義に時間を使えるようにしましょう。