およそ4,000通りの考え方が支えるパチンコ業界
転職雑記 2016/9/29
先日、転職希望者の紹介を通じてサポートをしている求人企業のA社の社長にお会いしました。数多くの転職希望者やパチンコ業界で頑張っているスタッフたちに伝えることが出来ればと思い、パチンコ業界を盛り上げるため日々たくさんのことに取り組む社長の思いをインタビューしてきたのです。
インタビューをしたのは、関東で数店舗を経営しているパチンコホール企業の社長です。 パチンコホールを運営していく上で、「夢」を大切にしているといいます。 会社として「夢」を持つこと、パチンコホールで働く社員ひとりひとりが「夢」を持つことが重要だと考えているのです。
そんな社長自身も、大きい夢を持っています。それは、アフリカやモンゴルに学校を建てるという夢です。 この夢を持つようになったのはあるテレビ番組がきっかけだったそうです。今の社長が会社を先代から継いだ当時、多額の借金がありました。この借金を返済することがその当時の社長の原動力になっていたそうです。そして、約8年をかけてその借金を全額返済し終えたとき、一気に働くモチベーションが下がってしまったといいます。
大きな目標を達成した瞬間、何に対するやる気も失ってしまうというのはたまに聞く話ですが、社長もとても大きな目標を達成して、働く気力を無くしてしまったのです。 しかし、そんなある日、たまたまテレビでアフリカの子どもたちがご飯を食べられない、学校にも行けないという内容の特集が放送されているのを偶然目にしたそうです。
社長自身、子どもが生まれたときに感じた喜びも大きく、仕事に対しての考え方や姿勢が大きく変わったといいます。そんな経緯もあり、「アフリカの子どもたちを何とかしてあげたい」という強い思いが芽生えたそうです。その気持ちは、それまでやる気を失っていた社長の心を奮い立たせてくれました。 そして、「アフリカやモンゴルに学校を建てる」という夢は、いつしか個人の夢ではなく企業の夢となって、会社全体で叶えようとしているのです。
社長の想いに共感
社長に対して行ったインタビューの後、私が担当してA社に転職した店長とも少し話をしました。その店長は、転職活動をスタートした当初は、給与面や勤務地を優先して活動していました。もちろん我々が紹介する求人企業も、そのような条件を満たしたところだけを案内していたのです。
そんな中、希望とは異なる条件ではありましたが、数多くの話を通してぜひ案内したいと感じたA社の求人を紹介しました。店長は最終面接でA社の社長と会い、会社として「夢」を大切にしていることなどを知り、その想いに触れて、転職を決意されたのでした。その店長は「当初の希望とは違うが、このパチンコホール企業と出会い、転職できたことをとても嬉しく思っています」と話してくれました。
また、「社長は常に社員に目を向け、共に夢に向かって行動しています。この社長とパチンコ業界で仕事ができることを誇りに思っています」とも話してくれました。 社長の夢が会社の夢になっているのは、社員思いの社長がとても慕われているからだといえるでしょう。そんな社長の叶えたい望みだからこそ、社員もぜひ共に取り組みたいと思うことができるのです。
4,000通りのTOPがいる
現在、パチンコホールを経営する企業は約4,000社といわれています。つまり、約4,000人のパチンコホール企業の社長がおり、考え方も約4,000通りあるということです。 パチンコ業界で働いており、転職をしたことがない人なら1/4,000の社長に会っていることになります。
パチンコ業界で1回転職したことがある人であれば少なくとも2/4,000の社長と会ったことになり、まだ会ったことがない3,998通りの考え方を持っている社長が全国にはいます。転職活動では、パチンコホールの経営者と面接する機会が多数あります。
面接の場では、相手の考え方や人間性などに触れるタイミングも必ずあります。パチンコホール企業の選考に1社でも2社でも進んでみると、「他の会社の社長はこんな考えを持っているのか」と刺激を受けることが多いでしょう。 このように、「自分が今まで出会ったパチンコホール経営者の以外の社長の考えを聞いてみたい」と面接を受ける人は、実は少なくはありません。パチンコ業界を引っ張る会社のTOPの想いを聞き、自身の転職やキャリアアップの参考にしてみてはいかがでしょうか。