年収が上がる転職とは?
パチンコ転職ポイント 2024/3/19
転職をする場合、「年収を上げたい」という希望は上位にきます。
年収を上げるには、求人情報の給与や年収内容から、これまでより年収が増える求人に応募する方法が一般的です。
しかし、実際に年収が上がる転職を実現するのはなかなか大変なこと。
今回は、年収が上がる転職をするにはどうすれば良いか、考え方や具体的な方法について確認したいと思います。
1.転職で年収が上がった人の割合
厚生労働省が毎年実施している「雇用動向調査」によれば、令和4年に転職した人のなかで、転職によって前職よりも年収が上がった人は全体の34.9%でした。
令和3年では34.6%でしたので横ばいとなっています。
「転職により年収が上がった」と答えた人の割合を、年代別にみると…
【年代別:令和4年 転職で年収が上がった人の割合】
19歳以下:47.8%(44.0%)
20~24歳:40.5%(47.1%)
25~29歳:45.6%(42.9%)
30~34歳:39.4%(38.4%)
35~39歳:44.9%(36.8%)
40~44歳:38.0%(41.4%)
45~49歳:34.2%(35.4%)
50~54歳:24.9%(32.0%)
55~59歳:29.1%(20.5%)
60~64歳:16.2%(13.1%)
65歳以上:13.0%(16.1%)
*()内は令和3年度
19歳以下と25~29歳では47.8%、45.6%と高い確率で年収が上がっています。
20~24歳でも40.5%の人が前職よりも年収が上がっており、やはり20代での転職では年収が上がりやすいという結果が出ています。
また、30代においても35~39歳で転職をした場合、年収が上がった人は44.9%と20代とほぼ変わらない結果が出ていて、スキルや経験をしっかりと生かした転職で結果が出ていると言えるでしょう。
ただし、30代全体としては20代以下に比べて10%ほど数値が下がっているので、転職のための入念な準備が必要であることが分かります。
伸び代がある20代~30代前半の年齢層は、仕事に対する意欲の高さが特徴で、企業としても今後の発展を促してくれる存在として期待できる世代といえます。
また、この年代は初めての転職というケースが多い傾向があります。
今後の成長とある程度の経験年数がある人材は、年収アップも見込めると言えるのです。
2.年収を上げるために
では、年収が上がる転職をするには、どのような点を意識して転職活動を進めればよいのでしょうか。
ここでは、ハイクラス転職を成功させるためのポイントについて解説します。
①経験やスキルを明確化する
年収を上げるための転職では、持っているスキル、経験や実績を明確化する必要があります。
選考で自分を魅力的にPRするためには、自分だけの強みを明らかにすることが大切です。
自身について、転職活動の極意の一つである「キャリアの棚卸し」をすると良いでしょう。
スキルや経験の内容を整理してみると、意外な武器が見つかるかもしれません。
②募集背景を読み解く
募集内容を精査し、求める人材像を深く理解する姿勢も必要です。
その企業が求める人材、入社後の役割や職務を正しく把握することで、選考書類や面接などでもPRしやすくなるでしょう。
③転職支援サービスを活用する
転職支援サービスを活用すれば、キャリアの棚卸しや市場価値の分析、最適な求人選びをサポートしてくれます。
ハイクラス転職での年収アップにもつなげやすくなります。
3.年収アップへの行動
ここではより具体的に、前職よりも年収を上げるための手法をご紹介します。
●年収が高い求人に応募する
当たり前ですが、転職をして年収を上げるには、年収が高い求人に応募することがまず挙げられます。
ほとんどの企業が求人ページに年収を記載しているので、転職をする前にしっかりと確認しましょう。
●成果主義の企業を選ぶ
年齢や勤続年数により昇給や昇進を決める「年功序列」の考え方が残っている企業もまだまだあります。
たとえ多くの経験や高いスキルを持っていても、年功序列の評価制度を取り入れている企業では、中途入社した人は高い評価を得られないことがあります。
そのため、実力や実績しだいで給与が決まる企業や、インセンティブを導入している企業を選ぶことがポイントになってきます。
●転職先の福利厚生を確認する
年収だけではなく転職先の福利厚生も確認してみましょう。
「年収が高い=基本給が高い」という考えをしてしまいがちですが、福利厚生も年収に大きく関係する重要な項目です。
手当などが充実していればもらえる給与が増えるため、必然的に年収も高くなります。
●面接時に自分の経験やスキルをアピールする
面接時に自分の経験やスキルをアピールすることも大切です。
もし、転職先が求める経験やスキルを持っている場合、募集要項で提示されている条件よりも年収を上げてもらえる可能性があります。
●書類選考でもアピールする
面接時と同様に、これまでに積み上げてきた実績やスキルは、転職後の年収を決める際の重要な判断材料になります。
応募書類においても実績や職歴は惜しまず具体的に記載することをオススメします。
求人企業にとっては、十分な経験があり、採用するメリットが大きい人ほど採用率も高く、年収も上がりやすくなります。
企業は転職者の持つ経験や知識、スキルなどを加味して賃金や入社後のポジションを決定するので、具体的かつ客観的な実績やスキルはとても有利です。
管理職やリーダーでの採用ともなれば、想定していた年収よりさらに提示額が上がる可能性もあります。
【参考URL】
https://totalrepair.jp/column/trouble1007/