パチンコ業界にいても資格は取得できる!!
パチンコ店の仕事・スキル 2016/11/2
これまで、多くの人々のパチンコ業界での転職をサポートする中で、面談をしながらたくさんの方のお話を伺ってきました。 その中の約半数近くが、パチンコ業界の転職と同時に、パチンコ業界以外での転職も検討されていました。パチンコ業界以外の異業種でやりたいことがあるのならば、その道を目指すことはとても良いことです。
しかし、時には、驚愕の理由でパチンコ業界を離れることを考える方もいます。
1.多くの企業で活躍できるスキルをみにつけたい
これは、私が転職サポートを担当した20代後半のあるパチンコホール店長が話していたことです。
「将来的なことを考えて、資格を取得できる環境の企業に転職したい。パチンコ業界にいると、店長であってもパチンコ業界に特化した仕事が多くて、他の仕事への広がりが見込めない」
確かにパチンコ業界特有のスキルは多くあります。パチンコ業界以外の企業の求人内容にない項目も多く、その点は異業種への転職を考えた時にアピールポイントにはなりにくいと言えるでしょう。
しかし、本当にパチンコ業界は、資格を取れない業種なのでしょうか?
店長であっても、パチンコ業界でしか必要とされていない偏ったスキルしか身につかないのでしょうか?
2.パチンコ業界でも資格は取れる
まずパチンコ業界は資格を取れない業種なのかどうかについてお話します。
答えとしましては、パチンコ業界でも資格の取得は可能です。そもそも、異業種へ転職することで資格を取れる可能性が高まる訳ではありません。パチンコ業界以外の異業種では、資格取得支援制度などの環境を整えている企業が増えているとはよく聞きます。
しかし、実際には、資格を取得している人の大半が、そういった企業の取り組みをあてにしているのではなく、自分のプライベートな時間を使って勉強しています。 また、パチンコ業界でも資格取得支援に関する制度は徐々にではありますが、少しずつ整備され始めてきています。パチンコホールの店長として数多くの業務を担当しており、過酷な労務環境に置かれている……ということがあれば話は別ですが、そうではないのであれば、自分の時間の使い方を見直すことで、資格に対する見方も変わってくるかと思います。
パチンコ業界もどんどん変わってきています。店長クラスで管理会計の基本を学んでいる方もだいぶ増えてきました。他の業種に転職しなくとも、自分の意識次第でスキルは必ず身につきます。
3.パチンコホールでの経験は偉大!?
次に、パチンコ業界でしか必要とされていない偏ったスキルしか身につかないのか?ということについて考えていきます。確かにパチンコ業界で身につけたスキルは、異業種での活用が難しいかもしれません。しかし、パチンコホールでの店長という経験はとても素晴らしいものです。
一般的に、パチンコホールで扱っている金額や、パチンコホール店長としてマネジメントする従業員の数はかなり大きいと言えます。パチンコホールの規模によっては、店長として、異業種の中小企業の会社よりも大きな数字に関わっていることもあります。
世間的に言われている転職に有利な資格などを見てみると、異業種と比べてパチンコ業界にいることが不利に感じてしまうことがあるかもしれません。しかし、持っていないスキル・資格を身につけることももちろん大事ですが、それ以上に自分のしてきたことを整理し、把握することが重要です。パチンコホールの店長であれば、まずは自身のマネジメント経験をきちんと振り返ってみてはいかがでしょうか。そして、パチンコ業界での仕事により誇りを持ち、店長として仕事をしていきたいですね。
4.まとめ
パチンコ業界で働いていて、ふと他の業種に触れる機会があると、自分の立場と比べてしまうことがあるかと思います。その中でも、「パチンコ業界で働いていると、資格が取りにくい」「パチンコ業界で働いていると、偏ったスキルしか身につかない」と思ってしまう人もいるのです。
もちろん、明確な夢や理想があるならば、異業種の世界に飛び込んでみるのも良いでしょう。ただ、上記のような理由ならば、もう一度考え直す時間があっても良いかもしれません。
パチンコ業界であっても、自分の心掛け次第で勉強時間がとれますし、最近ではパチンコ業界も資格取得のための環境設備が進み始めています。また、パチンコホールの店長として働いていれば、無意識の内に高いマネジメント能力を身につけていることもあるでしょう。
今一度、自分の仕事について、そしてスキルについて見直してみるのも良いかもしれません。