初めて挑む、パチンコ業界への転職
転職雑記 2016/12/1
今回はパチンコ業界未経験で社会人歴も浅い22歳男性、Kさんのケースをご紹介したいと思います。
Kさんは「やりたいことがない」と大学を辞め、就職先の会社選びについても地元から離れたくないからという理由で遠方の会社はNG。あまり円滑に連絡を取り合うことができず、きちんとコミュニケーションが取れずにいました。
「大丈夫だろうか……」と、先行きに不安を感じはじめた頃、今後の転職活動の進め方について相談するために来社をしていただくことになりました。
1.武器は「笑顔」
初めて直接Kさんにお会いし、話をしているうちにとても大切なことが分かったのです。それは、「笑顔が非常に魅力的」ということです。
そんなことかと思う方もいるかもしれませんが、パチンコホールの仕事は、やはり接客がメイン。接客には、笑顔が欠かせないものです。この笑顔は間違いなく接客に向いている、と感じた私は、「パチンコ業界で必ず輝ける」と一種の確信を得たのでした。
Kさんの良さをきちんと伝えることができれば、パチンコ業界での転職は必ず成功すると思いました。その瞬間、「絶対内定を勝ち取ってみせる!」と私自身も熱い思いに駆られました。
2.両親の思いと立ちはだかる壁
希望条件に合う企業はいくつかありましたが、すべて希望エリア外でした。しかし、その中でもKさんに特にピッタリ合う企業を3社ピックアップし、ご紹介しました。
希望エリア外だったものの、Kさんは前向きに考えて、選考を受けることになりました。面接への準備が着実に進んでいたある日、Kさんからメールが届きました。そこには、“両親がパチンコ業界への転職を懸念している。面接を辞退したい”という文章が綴られていました。
あまり馴染みがなければ、悪いイメージを持たれることもあるのがパチンコ業界の辛いところでもあります。
しかし、それで断念しても良いものなのか、と考え『パチンコ業界というと、悪いイメージを持たれるかもしれないが、実際そのようなことはない。福利厚生や労働時間、給与面などが充実していて、信頼できる企業をKさんにご紹介させていただいた』という旨を、ご両親へお伝えさせていただきました。
Kさん自身の言葉もあり、ご両親も納得してくださったようで、転職活動は再開されました。そして、ご紹介した企業の面接を受けていただくことになったのです。
3. そして選考へ
一次選考は無事通過し、次は最終選考の役員面接。求人企業の最終面接を迎えるにあたり、本人の意志確認の意味も込めて、「志望動機を聞かれたらなんて答えますか?」とKさんに質問しました。すると、「接客業が好きで、パチンコも好きなので志望しました」との回答が。もちろん、それでは不十分です。
「パチンコ業界でも、何故この企業なのか?」という点が抜けている点を指摘し、面接のデモンストレーションを行いました。そうしていく中で、だんだんとKさんにも求人企業への明確な転職意欲が芽生え始めたようでした。
そして、最終選考の結果は合格。内定が出ました。相談に来たばかりの頃は、本当にパチンコ業界に転職したいのかどうかが分からなかったKさん。
しかし、転職活動のお手伝いをし、お話をしていく中で、パチンコ業界で働く意志が明確になっていくのが見てとれました。その成果として、内定が出たことが本当に嬉しく思いました。
入社されてからも、Kさんからは何度かご連絡をいただきました。
その中でも、「仕事にだいぶ慣れてとっても楽しいです。今は主任を目指して頑張っています」と連絡をいただいたときは、とても嬉しかったです。
4.まとめ
当然のことながら、転職活動において内定を出すことがゴールではありません。いわばスタートと言えるでしょう。Kさんの場合、転職先の企業で本当に主任になれるかどうかはその先の本人の努力にかかっています。しかし、自分の力を十分に発揮できる場所で働くためのお手伝いできたことは非常に嬉しく思っています。
これからも私たちはパチンコ業界で働きたい人をたくさんサポートし、業界の発展に寄与していきたいと思っています。