安心安全な運営のために!ホール管理者に必要な資格とは?
パチンコ店の仕事・スキル 2017/3/16
パチンコ店を営業する上で店舗管理者は下記の4点を理解しておく必要があります。
① 風営法を理解して遵法営業を行う事
2015年の風営法改正によって、パチンコは7号営業から4号営業になりましたが、規制や規則に関しては従来通り。そのため、かつての7号営業における内容をしっかり把握しておく必要があります。
② 各都道府県遊技場組合の取り組みを理解し地域店舗と協力しながら営業する事
都道府県には遊技場協同組合や遊技業協同組合があり、独自のキャンペーンや地域貢献活動を行っています。加盟企業が力を合わせ、様々な施策へ真摯に取り組むことがパチンコ・パチスロ業界の発展に繋がるのです。
③ 地域所轄と良好な関係を保ちながら営業を行う事
新台入替時の検査をはじめ、様々な手続きや申請では所轄のお世話になります。そのため、所轄における担当者と円滑な関係を築くことは店舗運営をスムーズに行うための重要なポイントの一つと言ってもいいでしょう。
④ 視野を広く持って営業をする事
競合店の状況、業界における流行、中古台価格の変動などをいち早くつかむこと。条例の変更や行政からの指導に柔軟な対応をすること。視野を広げると同時に長期的な視野を持つことが大切になるのは言うまでもありません。
店舗管理者になるためには、取得しなくてはならない資格、受けておかなくてはならない講習が幾つかあります。今回は必要な資格と講習をまとめました。今後、店長を目指す方はぜひ参考にして下さい。
1.防火管理者の資格
一定規模の防火対象物の管理者は、火災による被害を防止するために講習を受け、防火管理者の資格を取る必要があります。防火管理講習は「甲種新規講習」「乙種講習」「甲種再講習」があり、甲種新規講習なら2日間(計10時間程度)の講習を経て効果測定(テスト)に合格すれば講習修了資格を得られます。
防火管理者は建物内の消防計画の作成や、防火管理業務の役割分担の作成、定期的な避難訓練の実施など、幅広い業務が求められるのです。
2.管理者講習の受講
パチンコ店は営業所ごとに管理者を専任する必要があります。管理者は、管理者講習を受講した後に様々な管理業務を行わなくてはなりません。
・店舗内で業務が計画通り適正に行われているか ・営業所の設備が基準に適合しているか ・規定事項が記載された従業員名簿を適切に管理しているか
上記のような点が管理業務の項目として挙げられます。
パチンコ店が法令違反を犯した場合は、「営業許可取り消し」「営業停止」「指導」といった行政処分を受けることになります。そのため、管理者は常日頃から意識を高く持って業務に当たることが必要です。
3.遊技機取扱主任者
パチンコ店では、遊技機の適正な取り扱いを行うために遊技機取扱主任者を専任しなくてはなりません。遊技機取扱主任者の講習及び試験は日本遊技関連事業協会(日遊協)が行い、パチンコ店の主要業務である新台入替作業は、取扱主任者の資格を持った人がいないとできないようになっています。
不備の無い遊技台を提供するためには取扱主任者の存在は必要不可欠であり、正しい知識を持つことこそが健全な営業にも繋がっていくのです。
4.まとめ
店長や店舗管理者の業務内容は多岐にわたっており、必要な資質や資格は実に幅広いものとなります。そのため、キャリアアップをイメージする中でしっかり順を追って知識と技術を身に付け、必要な資格も取得していくことが大切なのです。
今回、ご紹介した資格・講習は、たくさんある資格・講習の中の一部です。多くの会社では、今回ご紹介した資格や講習を主任以上の役職者には受けるように指導をしています。店長を目指している人、現在店長の人は上記を参考にして今後のスキルアップに活かして頂ければと思います。