例文あり!逆質問で最後の自己アピールを
転職雑記 2017/5/4
転職希望者が面接字に必ずとっていいほど、求人企業の面接官から聞かれる、「最後に質問があればどうぞ」という一言。これは、ただ単に疑問に思っていることを、転職希望者が求人企業に対して投げかけるだけの場ではありません。実は、転職希望者が自分を売り込むための最後のチャンスになっています。
それを知らずに、「何もありません」と答えてしまっては、とてももったいないのです。折角のアピールの場をみすみす逃してしまうことになるのですから。今回は、「最後に質問があればどうぞ」と言われた場合、転職希望者が聞くべき質問について話していきたいと思います。
ポイントは、大きく分けて3つあります。
ポイント1:自分という人間を再度アピールする!
ポイント2:求人企業への意欲や熱意をアピールする!
ポイント3:求人企業について面接で聞けなかったことや聞きづらいことを聞く!
それでは、ひとつずつ詳しくみていきましょう。
1.転職後の自分をイメージする
ポイント1とポイント2は、「転職をして求人企業に入社したときの自分を最大限にイメージする」ことが大切です。想像力をフルに活かして、質問を考えてみましょう。
質問例1:今までパチンコ業界に関する資格を取ったり、主任として様々な業務に携わってきたりしました。御社で、この主任としてのキャリアを活かすためには、他に必要な知識や資格はございますか。仮に採用をいただいた際に必要な知識があれば、転職をするまでに勉強をしておきたいのでお教えいただけますか。
質問例2:御社に入社した際には、今までの中途採用の中で、一番キャリアアップが早い人物になるよう、今から準備できることはできる限りしておきたいと思います。入社後は、主任から店長になることを目指したいと思っておりますので、各役職での職務内容を詳しく教えていただけますでしょうか。
上記のように、パチンコホール企業の詳細な仕事内容を聞くことや、「転職後のビジョン」を明確に伝えることで、熱意や意欲がある転職希望者として、求人企業にアピールすることができます。さらに、転職後の自分自身の在り方も、はっきりとイメージしやすくなるでしょう。
3.求人企業に聞きづらいが聞きたいこと
次に、ポイント3についてですが、給与や待遇などの話しは正直、求人企業に対して直接は聞きにくいと思います。しかし、転職先を決めるポイントとして、やはり聞きたい内容の一つでもあります。求人企業も転職希望者が知りたいことの一つとして認識しているのではないでしょうか。では、どうすれば、求人企業側にマイナスな印象を与えることなく質問することができるのでしょうか。例文を見ていきましょう。
質問例3:私と同じくらいの年齢の人は、どのような役職で、平均どのくらいの給与をいただいているのか教えていただけますか。また、人によるとは思いますが、早い人だとどのくらいでキャリアアップされているのでしょうか。
質問例4:私は色々な地域で仕事を経験したいと思っていますし、一つの場所で働いて「この店舗に○○在り」と言ってもらえる存在にもなりたいと考えています。転勤はどのくらいの頻度であるのか教えていただけますでしょうか。また、無い人もいるのでしょうか。
このように、少し遠まわしにきくことで、偏った印象なるべく与えずにスマートです。また、意欲の高さもアピールできるでしょう。
しかし、給与や待遇についてばかり質問することは、あまり望ましくありません。求人企業によっては、「給与や役職といった待遇だけを気にする転職希望者」「うちの会社自体には全く興味がなさそうだ」と判断されてしまうこともあるのです。また、いくつか選考がある場合は、最初に聞かないようにしましょう。
4.まとめ
求人企業に、「最後に何かご質問はありますか?」と聞かれたときは、最後のアピールチャンスだと考えてください。決して、「何もありません」と答えたり、少しホームページを見ればわかるようなことを質問したりするのはNG。事前にしっかりと質問を考えておくようにしましょう。
「自分という人間を再度アピールする」「求人企業への意欲や熱意をアピールする」「求人企業について面接で聞けなかったことや聞きづらいことを聞く」この3つのポイントを意識して、効果的な逆質問ができるようにしましょう。