本人次第？それとも会社次第？パチンコホールの給与査定｜パチンコキャリア転職ニュース

パチンコホールは店舗単位で扱う金額が大きいので、店舗責任者である店長の役割はとても重要です。一般社員と比べて背負う責任も大きい大切なポストのため、業務量に応じ、給与も順次アップしていきます。パチンコ業界では一般社員から店長までの役職を順調に昇進していくと、他業種で働く同年代と比べても給与水準は高くなるのが一般的です。今回は、そんなパチンコ業界の給与について様々な視点から見ていきましょう。

１．給与の査定方法

現場スタッフは職位が上がることで役職手当てがつき、給与に反映される形が標準的になっています。つまり、職位を上げることが給与のアップに直結するので、とても分かりやすい評価方法だと言えるでしょう。ただし、その一方で昇進できない場合は給与アップにはつながらず、モチベーションの維持が難しくなるという側面もあることは否めません。

とはいえ、最近では昇進しなくても、与えられている業務に対しての評価を下し、その結果によって基本給が上がる「等級号俸制」を導入する企業も増えてきているようです。新規出店や人事異動によってポストが空かないと昇進・昇給になかなかつながらない企業とは違い、現場の専門スタッフであっても常に昇給のチャンスがあると分かれば、働いている従業員のモチベーションは高まるでしょう。

２．賞与の算出方法

賞与の支給についても様々な形が見られます。毎月の給与から賞与の原資の一部として積み立てを行い、半期に１度支給するなど……。企業によって金額に差はありますが、夏と冬に必ず支給されることで従業員の満足度の向上にもつながっているようです。 また、ある企業では予算粗利に対してプラスとなった分の何割かを賞与の原資に充て、半期に１度支給していることも。

この方式は店舗単位での目標が明確になるため、スタッフのモチベーションアップに大きな効果があるようです。店舗の利益を最大化するために各スタッフが高い意識を持って働くようになり、それが給料のアップにもつながるという好循環が生まれるでしょう。 他にも、企業全体における決算時の営業利益が目標に対してプラスだった分の何割かを賞与の原資に充て、支給するところもあります。ただし、この場合は店舗単位では実際の数値が見えづらく、他店舗の状況によって自分たちの賞与を左右される可能性があるため、この方式の場合は現場スタッフにおける日々の営業の活力にはつながりにくいと言えるかもしれません。

３．各種手当てについて

パチンコ業界に限らず、転職における最近の傾向としては採用段階から企業側の負担を軽減するべく、支給する手当てを減らして店長の募集を行う企業が増えてきています。住宅に関しても、寮・社宅を用意する企業はだんだん少なくなってきているようです。家賃の一部を手当てとして支給する企業もありますが、全て本人に負担してもらう形をとっている企業が多いと言ってもいいでしょう。以前と比べると、引っ越し費用や住宅準備金を負担する企業は少なくなり、入社の段階からある程度の線引きを行っているところが多いのです。

他にも、通勤手当ては一部のみ支給したり、家族手当てや帰省手当てを廃止したりといったように、従業員の生活状況に合わせて手当てを減らしている企業も見られるようになってきています。従業員の生活状況に合わせた形ではなく、与えられた仕事に対しての評価という、業務内容レベルに応じた給与支給にシフトする企業が増えていると言い換えてもいいでしょう。 それでもパチンコ業界は厚い福利厚生、珍しい手当ての多い業界だと言うことができるので、転職を考える際は求人情報をしっかりとチェックしてみてください。

４．まとめ

しっかりと働いた分だけ給与に反映されるなら従業員のモチベーションは高まり、それがパチンコホールにおけるサービスの向上、イメージアップにつながり、売り上げ増を導くというのがまさしく「Win-Win」の関係です。

しかし、パチンコ業界に限ったことではありませんが、業界の景気や世間一般の流れによって給与や手当ては増減されることがあります。しかしその中でも現在勤めている会社や転職を考えている会社がどのような査定方法をとっているのかを知れば、自ずと自分の給与の目安、将来の収入の見込みといったものが見えてくるはず。 また、転職によって給与が大きく変わる可能性もあるため、査定の方法を知るのはとても大切なことだと言ってもいいでしょう。