言葉に詰まっても、最後まで諦めない姿勢が重要
転職雑記 2017/6/29
求人企業の面接は、何度受けても緊張するものです。しかし、転職活動をする上で、絶対に避けては通れないものでもあります。しっかりと事前に情報収集をして、言いたいことを整理しておいても、「いざ、面接」となると、緊張で言葉が詰まったり、言いたいことが頭からすっかり抜け落ちてしまったりすることもあるでしょう。
パチンコ業界で転職のお手伝いをする中で、面接で最大限に力を発揮することができず、「本当はこんなはずじゃなかった……」と、後悔をしてしまう転職希望者をたくさん見てきました。それはやはり、みなさん「面接では、できるだけつかえることなく、すらすらと喋らなくてはいけない」と思っているところがあるからです。
しかし、緊張して言葉が詰まってしまうことや、話したかったことがうまく伝えられないことは、求人企業からしてみれば、実際、それほど大きなマイナス評価になるわけではありません。なぜなら、求人企業は、多少話がうまくなくとも、「伝えたい」と強く思っている転職希望者の熱意そのものを評価しようとしているからです。ありのままの自分を素直に話す姿勢や、「心から、このパチンコホールに転職したい」という熱い思いなどを見ているのです。
そのため、一度言葉が詰まってしまったからといって、テンションを落とさずに、最後の最後まで「思いを伝える」という姿勢を崩さないようにしてほしいと思います。「多少の失敗は大丈夫」という大らかな気持ちで、面接に挑むようにしましょう。
1.熱意が伝われば内定へ繋がる
ある求人企業の採用担当者に、その日の面接についてうかがう機会があったときのことです。「今日、面接した主任は、決して話が上手とはいえなかった。度々言葉に詰まってしまうし、何度も言い間違いや言い直しがあった。だけど、“何とか自分の気持ちを伝えたい”という熱い思いは確かに感じられた。“一緒に仕事をしたら、パチンコホールにいい影響を与えてくれるだろう”と確信したから、内定を出した」と言っていました。
実際、その面接直後の主任は、「全然うまく話せなかった。絶対に落ちた」と思っていたそうです。このように、たとえ言葉に詰まっても、最後まで自分の思いの丈を伝える姿勢は非常に大切です。その言葉の裏にある熱い思いは、きっと採用担当者にも届くと信じるようにしましょう。
2.面接の雰囲気をつくりあげる
ワンポイントアドバイスとしては、「自分で面接の場をつくるようにすること」です。たとえば、求人企業の質問に対する答えに詰まってしまい、頭が真っ白になってしまったとします。そんなときは、「少し考えてもいいでしょうか」と一声かけてみるようにしてください。よっぽどのことがない限りは、求人企業の採用担当者も「待ってみよう」と思ってくれるでしょう。
転職希望者の中には、「質問に即答できないと、採用担当者に悪い印象を与えてしまうのでは……」といった強迫観念に囚われてしまっている人もいます。そのため、適当な言葉で繋ごうとしたり、焦って、さらに言いたいことを忘れてしまったりすることがあるのです。
採用担当者の中には、転職希望者が即答できないことに対して、悪い印象を持つ人もいるかもしれません。しかし、ほとんどのパチンコホール企業では、転職希望者が自分の考えを整理できるまで待ってくれます。大切なのは、求人企業に待ってもらった後に、どのような話をするか、ということです。また、一呼吸置くことで、転職希望者の気持ちもリラックスすることでしょう。その後の質問には、スムーズに答えられることもあります。
3.「言いたいことを、言わずに終わる」は厳禁
即座に言いたいことが言えなかったり、伝えたいことを後から思い出したりしたときは、「言わずに終わる」ということがないようにしましょう。せっかく考えてきたことを言わずに、終わった後に後悔するのは、とてももったいないです。
ですから、「あ、あれを言い忘れていた」と、面接中に気付くことがあったら、「最後に何か質問はありますか?」と尋ねられたときに、「先ほど言いそびれてしまったので、補足を加えてもよろしいでしょうか」と、話をしてみてください。
4.まとめ
企業の面接は、一度きり、たった数十分で終了します。それだけの場面で、どれだけ自分を伝えることができるか、それにかかっているのです。たとえ言葉に詰まっても、最後まで熱意を伝える心持ちが大切です。一度しかないチャンスだからこそ、転職希望者には、後悔がないように全力でやりきってほしいと思います。