内定を得るためには、「熱意」が大切
転職雑記 2017/7/6
求人企業が、面接で転職希望者を見る点はさまざまですが、「熱意が感じられるかどうか」は、意外なほど重視されていることがあります。それでは、その「熱意」と何なのでしょうか。また、どういったところから、求人企業は、転職希望者の「熱意」を見ているのでしょうか。
とある求人企業・G社に、3名の主任職の転職希望者が面接にきたことを例にして考えてみましょう。
①Aさん/どうしてもG社に入社したい主任
②Bさん/給与がよければG社でなくても良い主任
③Cさん/受かればG社でなくても良い主任
以上の3名です。
Aさんは、他の2人よりも、「G社に入りたい」という気持ちが強く、自分の目指している働き方がはっきりとしていて、それを叶えるために、「絶対にG社に入りたい」という熱意を持っているのです。一方で、BさんとCさんには、転職先に対する明確な基準がなく、「別にG社じゃなくてもいい(でもG社に入れたらラッキー)」と考えています。
「給与」という面で希望条件を出している分、少なくともCさんよりもBさんの方が、熱意があるだろう、と考える人もいるかもしれません。しかし、G社からしてみれば、BさんもCさんと同じように、「熱意がない転職希望者」という印象です。
それは、BさんもCさんも求人企業に「パチンコ業界でなくていい」「自社でなくてもいい」と思われてしまうような考え方が話をする中でなんとなく伝わってしまっているということが原因です。
1.「なぜ転職したいのか?」を今一度考える
求人企業の面接で大切なことは、意欲や熱意を一生懸命に採用担当者に伝えて、その思いを分かってもらうことです。そのために、面接を受けている求人企業へ「なぜ転職したいのか」をきっちり話してほしいと思います。
しかし、思っている以上に、「熱意」というものは、相手には伝わりづらいものです。
BさんやCさんのような考え方を持っている転職希望者の熱意は、どんなに求人企業の面接で話し方が良くても、恐らく採用担当者に簡単には伝わらないでしょう。
「給与アップを狙っている」「内定がほしい」と熱意を燃やしていても、それをG社の面接の場で話すのはあまり良くありません。となると、どうしても当たり障りのない、G社に対する想いを語ることになるでしょう。そのような姿勢は採用担当者には見破られてしまいます。
実際に、これまでパチンコ業界での転職のお手伝いをしてきた中で、BさんやCさんのような考え方をしている転職希望者の熱意は聞き手側には伝わらず、内定がなかなか出ない……ということがよくありました。
2.口下手でも、伝える心が大事
Aさんのように、「どうしてもG社に入社したい」という熱い想いを持っている転職希望者は、たとえ口下手でも、「自分の気持ちは、自分の言葉でしっかりと伝えたい」という想いが強いことが多く、つっかえても、きちんと最後まで伝えようとするでしょう。
また、求人企業の話ならば、「絶対にどんな話でも逃さないようにしたい」と、一生懸命採用担当者の話に耳を傾けます。意欲や熱意が、このように行動にも表れて、採用担当者から良い評価を受け、結果的に内定に繋がるのです。転職希望者も、求人企業の採用担当者も、お互いに、貴重な時間を割いて面接に臨んでいます。仕事でもプライベートでも、誰でも大切な場面では、誠実な対応を心掛けるはずです。また、特に意識しなくとも、自然に振る舞っていることでしょう。
求人企業の面接でも、ぜひそのような誠実な対応で臨んでほしいと思っています。そうすれば、自ずと、あなたが持っているやる気や熱意が、求人企業に伝わるはずです。
3.まとめ
内定を勝ち取るためには、転職希望者が持っている熱意を最大限に示すことが大切です。間違えてはいけないのは、「転職したい理由」を話すのではなく、「その求人企業に入りたい理由」をしっかりと述べるようにすることです。採用担当者も人間ですから、「あ、この人はうちの会社に入りたいわけじゃないな」「興味がなさそうだな」と感じれば、「採用しよう」という気にはなかなかなれません。
しっかりと「このパチンコホール企業に入りたい理由」を述べて、言動で熱意を示して、内定を勝ち取るようにしましょう。