知人の誘いで転職するときに気を付けたいこと
転職雑記 2017/8/17
先日、あるパチンコホールで主任として働いているMさんの話を聞きました。
Mさんは、もともと、東海地方で数店舗を運営しているパチンコホール企業に、新卒として入社しました。そして、そのパチンコホール企業で経験を積み、スキルアップをし、主任になりました。そんなある時、知人から転職の誘いを受けて、別の会社に転職したのです。
しかし、Mさんは、「転職したのは失敗だった。今すぐにでも別の会社に転職をしたい」と言います。詳しく話を聞くと、前の職場のパチンコホール企業では、同期の中では優秀で、順調に主任にまでなっており、仕事や会社に対して、大きな不満はなかったようです。しかし、大きな不満とまではいかなくても、毎日働く中で、少しの不満やモヤモヤした気持ちを感じており、主任の仕事をしていく中で、少しずつ膨らんでいったとのことでした。そして、転職について考え始めたそうです。
公開求人サイトで転職先を見るなどして、少しずつ実際に動き出していた矢先、定期的に顔を合わせていた知人から、「知っているパチンコホールが求人を出しているんだけど、受けてみないか」と誘われたのです。知人から、そのパチンコホール企業の話を聞いているうちに、だんだんと「面白そうだ」「知人の紹介ならば、職場環境も問題ないだろう」と思い、転職を決めたといいます。他の求人企業の面接は、ひとつも受けなかったそうです。
1.失敗しやすい「友人からの誘い」
なぜ、知人からの誘いでの転職は失敗するケースがあるのでしょうか。理由は、大きく分けてふたつあります。
ひとつめは、真剣に考えないまま、行動に移してしまうことがあるからです。Mさんもそうでしたが、知人の話を聞いて、何となく興味を持って行動を起こしてしまうのです。「いってみよっかな」と軽い気持ちで動いてしまうので、とても失敗しやすいのです。
ふたつめは、友人、知人の誘いということで、「きっといい会社に違いない」と思ってしまうことがあげられます。紹介してくれた人に対して、信頼があればあるほど、その傾向が強くなるでしょう。「きっといい会社に違いない」という気持ちから、「この転職はうまくいくに違いない」と思ってしまうのです。
2.一度冷静になって
もし、友人や知人から転職の誘いを受けたら、一度、冷静になって、状況を把握してほしいと思います。転職をすることで、今と何が変わるのか、そもそも、今働いているパチンコホール企業の問題点は何か、将来、自分はどのようになりたいと思っているのか、主任や店長として、努力やスキルアップができているのか、転職して、自分は何を叶えたいのか……など。
そして、誘われている仕事以外にも、求人企業を見てほしいと思います。他の求人企業を見比べることで、わかることもあるでしょう。
転職は、人生において、とても大きなターニングポイントとなる可能性があります。実際に、当社のパチンコキャリアを利用した人の中にも、「転職して、人生が大きく変わった」という人がたくさんいます。だからこそ一度考えてみる機会にすることも大切です。もちろん、知人などの誘いで転職すること自体が悪いことというわけではありません。「知人からの誘いだから安心」という先入観を持たず客観的に求人を見てみて決めることで、より納得のいく転職になるのではないかと感じます。きちんと考えた結果、「この転職は、自分にとってプラスになるはずだ」と思うのであれば、ぜひそうしてほしいと思います。
3.まとめ
知人や友人の誘いで転職すると、失敗することがあります。それは、「信頼している人からの紹介だからと安心しきってしまうから」などの理由があげられるでしょう。
失敗しないためにはまず、「自分は、なぜ転職がしたいのか」という理由を整理してみてください。
知人、友人に誘われた転職が正しいのかどうかを判断するためだけに転職相談をしてもいいでしょう。どんなに相手を信用していても、一度冷静になって考えてみるようにしてください。