転職市場での自分の価値を知るということ
転職雑記 2017/8/22
先日、Tさんという32歳の、中規模パチンコホール企業でマネージャーをしている人と面談をしました。Tさんは、今のパチンコホール企業に入社してから一度も他のパチンコホール企業に転職をすることなく働き続けて、パチンコ業界歴は10年以上という方でした。
面談をする前に、電話で話している時、Tさんは、「希望年収などは特にないので、自宅から通える求人企業をまずは1社だけ受けてみようと思っています」と仰っていました。「希望年収がない」と聞いて、私は少し驚きました。面談に詳しく話を聞いてみると、「今の住んでいる場所が、妻の実家に近いんです。今年の夏には子どもが生まれる予定なので、できれば今の住居を離れたくないと思っています。あとは、社会保険を完備している会社が希望です」とのこと。年収よりも、勤務地や保険の条件を優先しているようでした。
「なるほど」と思い、「勤務地や社会保険完備については分かりました。他に待遇面などで求人企業に対する希望はありませんか?」と確認をすると、「はい。ありません」とTさん。「今の会社には、社会保険もないので、子どもが生まれるにあたり、そのような福利厚生が整っているパチンコホール企業にいきたいんです。……正直なところ、社会保険完備以外で、どのような福利厚生があればいいのか検討もつかないので、社会保険だけがあれば十分です」と言っていました。
受け答えにはTさんの人柄が滲み出ていたので、職務経歴次第では、もっと高みを目指せそうだ、と感じました。
1.Tさんの職務内容
早速、Tさんにパチンコ業界での職務内容などを尋ねてみることにしました。「現在、マネージャーという職位とのことですが、パチンコホールの現場では、実際どのくらいの立場なのですか?」と聞くと、驚くべき回答が返ってきました。
「うちの会社の中ですと、マネージャー職は、NO.3〜4くらいです。ですが、今のパチンコホール企業は、副店長以上の職位には、親族じゃないとなれないんです」「だからといって、店長や副店長が営業に関する数値管理や遊技選定などをしているわけでもなく、実際はほとんどの店舗でマネージャーがそのような仕事を請け負っています。評価制度も、上層部の好き嫌いが大きく関わってきて、同じだけ業務をこなしていても、一方はマネージャー、もう片一方は一般職のままなんてこともざらです。自分は、幸いなことに上層部から目を掛けてもらえていたので、マネージャーまでは上がれましたけど、これ以上のキャリアアップは厳しいと思います。今までずっとそれでやってきたので、急に店長になれるなんて、簡単に夢は見られません。……店長を目指せないところも、転職を考えたきっかけのひとつです」
私は、それを聞いて、「この転職は、Tさんにとってのチャンスなのだ」と確信しました。そして、私はTさんにこう言いました。「そこまでの仕事内容を、今のパチンコホールでしていたのであれば、『ぜひ一緒に働いてほしい』という求人企業はたくさんあるはずです。現在住まれている自宅から通える範囲で、社会保険完備以外にも、家族手当や在宅手当を支給している求人企業などもいくつかご紹介することができます。ぜひ、1社とは言わずに、何社か面接を受けてみて、Tさんにとっても、ご家族にとっても条件が良い求人企業に転職した方がいいと思います」と。
Tさんは、驚いた顔をしていましたが、すぐに「そうですね。よろしくお願いします」と頷いてくれました。
2.自分の本当の価値
Tさんはこれまでに1社でしか働いた経験がなく、自分自身の仕事内容が、他のパチンコホール企業でどの位通用するものなのか分からなかったようです。
しかし、パチンコ業界の転職市場における自分の価値を知り、最終的には、いろいろな求人企業の面接を受けてみることになりました。当社のパチンコキャリアのような、紹介会社に登録することで、パチンコ業界における市場価値をつかむきっかけになるかもしれません。
3.まとめ
転職活動をしたことがない人の中には、転職市場において、自分の価値がどれほどなのか、把握できていない人がたくさんいます。高く見積もっている人もいれば、低く見積もっている人もいるでしょう。
転職で成功をつかむためには、まずは自分の市場価値を知ることが大切です。そのために、一度、当社のパチンコキャリア転職に登録してみてはいかがでしょうか。