第一印象で、合否が決まってしまう!?
パチンコ面接ポイント 2017/10/17
これはパチンコ業界だけに限った話ではないのですが、面接の場で、転職希望者の印象は、入出して最初の5分程度で決まるとされています。求人企業の面接を1時間受けたとしても、その人の印象は、入室して、求人企業の面接官と顔を合わせてから最初のほんの5分で決まってしまうのです。
「パチンコ業界に対する自分の思いや、主任としての経験をたくさん話すのに、最初の5分で印象が決まってしまうなんて信じられない」と思う人は多いはずです。実際、私がこれまでに会った転職希望者の中には、「面接の印象が、初めの短い時間で決まるというのは、本当ですか?」と質問してくる人もいました。
疑いたくなる気持ちもわかりますが、初めの5分で印象が決まるという話は、あながち嘘ではありません。面接官によっては、なんと、たったの2秒で決まると言う人もいます。長くても、最初の5分間は、求人企業ではとても大切です。では、なぜ初めの5分が大切なのでしょうか。
1.どんなものにも必ず第一印象を持つ
人に対してだけでなく、何事においてもそうですが、私たちは、初めて経験するものや見たものに対して、必ず何かしらの印象を持ちます。食べ物であれば、「美味しそうだな」「不味そうだな」、動物であれば、「可愛いな」「怖いな」「大きいな」などです。つまり、それが第一印象です。
人によって感じる印象は違うと思いますが、一度感じた印象はなかなか変わりません。これは求人企業の面接でも同じです。面接官は必ず、転職希望者一人一人に対して第一印象を持ちます。「誠実そうだな」「元気があるな」「普通だな」「不潔だな」など、初めの短い時間で「この転職希望者は、このような人なのではないか?」と予想を立てることになります。では、もし初めの5分で、求人企業の面接官が転職希望者に対して悪い印象を持ってしまったとしたら、その後の時間で、挽回するチャンスはあるのでしょうか?
2.第一印象が悪いとチャンスがなくなる?
これはあくまで私の意見ですが、一度、求人企業の面接官に悪い印象を与えてしまうと、その後その印象を覆すことが難しくなると思います。
印象が悪いところからスタートした転職希望者と、印象が良いところからスタートした転職希望者では、時間のかけ方が異なります。第一印象で良いイメージを持った転職希望者に対しては、最初から相手に対して興味を持って話を聞こうとします。第一印象で「誠実だ」と感じた転職希望者であれば、「普段のパチンコホールでの接客も、きっと誠実なはずだ」と期待を込めて、質問してくることもあるでしょう。
一方で、第一印象で悪いイメージを持ってしまうと、「他の転職希望者のために時間を使いたい」と考える可能性があります。どんなに挽回しようとしても、求人企業の面接官が興味を持って話を聞いてくれなければ、ぬかに釘です。もちろん、悪い第一印象を覆すことが決して不可能だとは思いません。質問に対しての受け答えがしっかりできていれば、その内容をもとに判断することになるでしょう。求人企業の面接官が最終的な判断をするときには印象が変わっていることはありえます。しかし、第一印象が悪いとそのチャンス自体を貰えない可能性があるのです。
3.第一印象は意識すべき
このように起こりうる可能性を踏まえた上で、「礼儀礼節」「身だしなみ」「笑顔や明るさ」など、面接が始まる前に準備できることはしっかりと準備をしておくことが大切です。相手に与える第一印象について、「そんなこと」と思わずに、きちんと意識してほしいと思います。
また、今回は求人企業側の立場から説明しましたが、転職希望者の立場でもまったく同じことが言えます。求人企業側の面接担当者の第一印象が悪ければ、転職希望者は、他のパチンコホール企業を選ぶでしょう。どんなに求人企業側がその転職希望者と一緒に仕事したいと思っても、難しくなってしまうのです。それだけ、第一印象は大切だということを忘れずに事前準備をしっかりとしましょう。
4.まとめ
自分が求人企業の面接官に与える印象について、考えたことがあるでしょうか?
面接において、最初の5分はとても重要です。その短時間に、面接の結果が決まってしまうこともあるのです。なので、「たかが第一印象」「その後挽回すればいい」と思わずに、第一印象からいい印象を与えられるように、身だしなみや言葉遣いには注意しましょう。